上海とロウラー
上海に行ってきました。
いやー、行く度に思うし行く度に書いているような気もするんですが、
向こうはエネルギーが違いますね。
すごいパワフル。すごいスピード…
もう、ほんと圧倒されます。
ビジネス感覚もすごい。
日本のクリエーターはクリエイションに長けていても
ビジネス感覚があまり無い人が多いんですが、大陸の人は違いますね。
クリエーターであれ、その辺のおばちゃんであれ、誰もが優秀な
ビジネス感覚を持っています。ある意味、商人の国ですね、中国って…
「あ…このままだと、あっというまにこの人たちに追いつかれちゃうな」
なんて危機感を持ってしまいます。
ただ外から見ると、日本のいいところを再発見することもあったりします。
それはワビサビだったり、職人感覚だったり、言葉に出さない
あうんの呼吸であったり、謙虚さや控えめな奥ゆかしさだったり…
そういう日本のいい所が日本を少し離れて戻ってくると、身にしみて
よくわかります。
日本に戻ってきて、そういう小さな再発見をするたびに、
「あー、日本もまだまだ捨てたモンでもないな」って思います。
ただ、グローバリズムの大波の中、「日本式」だけでは
生き残っていけない事も事実。
自分たちの得意分野を生かしながら、学ぶべきところは彼らから
どんどん学んでいかないと、だめですね。
帰国して次の日に食事会があったんですが、ほーんと幸せな時間でした。
ROUORUの今日があるのは、このお客さんたちがいるからなんだなーと
再認識しました。
食事会そのものは、お金が僕たちに入るわけではないですし、むしろ
お土産やじゃんけん大会のプレゼントを用意したり、経費も
かさみますから、ビジネスという側面だけから見たら、一見なんの
メリットも無いような事なんですが、食事会は僕やMAKIにとって、
初心にもどって原点を再確認する、大切な機会のひとつなんです。
それにとてもROUROUらしいサービスのひとつだと考えています。
とにかく、ロウラーのみなさんと肩を並べてテーブルを囲み、
食事をしながら、ROUROUの服の事なんかついてあれこれお話できて、
至福の時間をすごしました。
武道館を埋め尽くすほどのファンはいませんが、ROUROUを本当に
好きな人たちに囲まれ、僕は世界的ロックスターと同じような
気分になりした。
そんなロウラーの方たちのためにも、道のりは長いですが、
ROUROUらしく成長していくことができたらいいな、と
改めて強く思いました。
北京に続き、上海でもROUROUの服を展開していく行く予定です。
まだまだ小規模ですが、ROUROUらしく…