2009年の父を振り返る
2009年、前半に書き留めておいた、キタミ個人の日記より…
なんか妹と父が、テレビを見ているうちに二人で盛り上がって
お揃いの、加圧スパッツ??を通販で買ってました。
私はその番組を見ていなかったのでよくわからないのですが、
着て歩くことによって、加圧のナンタラが作用し、下半身が引き締まるらしいんですよ。
「お父さんが買うなら、私も買う!」
「よし、電話だ!!」
と、何かにマインドコントロールされたかのように、話がまとまります。
妹が代表して、電話。
「あの…加圧のスパッツください!」
そんな一言から始まり、自分のウエストを申告して
「サイズはどれがいいでしょう…?」と相談にのってもらっている最中、
「男だぞ!俺のは男だぞ!(?)」
と父が、妹の話をさえぎって乱入。
その一言で完全にペースを乱された妹は、
「オトコ…」と
失恋直後のアラサー女性のように、急に電話口で呟いていました。
ほどなくして無事注文ができた妹を見届けると、
父はその後、鏡を見ながら、巻尺でウエスト測定を開始します。
今更です。
「おっ、85のはずが92もある。でも俺、ジーパンは85だから。」
(↑いらない説明)
「商品が来るまで3週間もかかるのか?
…その間痩せちゃったら、ブカブカになっちゃうぞ!」
(↑並はずれた自信)
「なぁ、ここ見て。何センチある?」
(↑なぜかスパッツとは無縁の首回りを測定)
あれだけウキウキできたら、元は取れたな…と思いました。
思いましたが、今書いてて、そういえばいくらなんだろう?
と不安になり、ちょっと聞いてみました。
「あれな、1枚・14000円くらいなんだけども
2枚だと4000円安くなるんだ!!」
たけぇし、妹巻き添えだし…
※あれからおよそ10ヶ月※
妹は、以前ブラジルに向かう飛行機の中で、およそ24時間もかけて履いた時の、
どうしようもない辛さから逃れられず、もう履いていない模様。
父は、「自分はもともと足が細かった(鍛えなきゃいけないのは、腹だった)」と気づき、
もう履いていない模様。