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ボス
2018-12-03

18歳になりました

人間でいうと18歳ってどんな歳なんですかね?
みなさんの18歳はどんな歳でしたか?
僕は進路に迷っていた時期でした。
漠然と大学に行かなきゃとは思っていたけど、そのあとの事を
不安に感じていたのを覚えています。


前にもお話したかもしれませんが、僕は随分前から、独立を考えていました。
小学生くらいの頃にはなんとなく考え始めてました。


それは僕が独立心があったからでも野心家だったからでもなく、
もっと消極的な理由によるものです。
僕は従兄弟がたくさんいるんですが、これがまたみんな優秀!(>_<;)

東大・京大とまでは行きませんが、僕よりちょっと年上だった彼らが行った大学は
ぼくには逆立ちしても入る事は難しい大学でした。
僕より年下の従姉妹たちも優秀でした。なんなから姉も勉強しないくせにテストの点は
よくて、父親もいわゆる天才肌でした。
それに比べて僕は勉強がまるっきりダメ。
小学生の頃は勉強してると、嫌すぎて全身に蕁麻疹が出てきてしまったくらいです(^_^;)


まあ、親もどちらかというと放任主義でしたし、中学生になったときには
それまで挨拶がわりにゲンコツをされてた父親から
「もうお前は一人前のオトナだから」ということで、
勉強のことでは一切怒られなくなりました。


話はそれましたが、そんな優秀な従兄弟たちに囲まれて育ったぼくは
否応なしに知性といというものにコンプレックスを感じずにはいられませんでした。


生まれつきの知性の差ってあるんですかね?
オセロをやっても将棋をやってもドンジャラ(知ってますかね?
子供のやる麻雀みたいなヤツです)を、やってもトランプをやっても
まるで敵いません。


いずれこのままオトナになって彼らと同じ土俵で戦ったら、
絶対に勝つことはできないないだろうし、彼らに使われることはあっても
彼らの上に立つことは決してないだろう、と子供心に感じていたんです。
まあ、実際にはどんな仕事だって尊いわけだしもちろんラクじゃないし、
上も下もないのかもしれないんですけどね。


そんな子供時代を過ごして、物心着く頃には、もう自分は独立する以外に
道はないと感じていたんです。
でも義務教育が終わる18歳のころほまだ、具体的にどうしたらいいかまるでわからず、
将来に対して漠然とした不安でいっぱいだったんだと思います。


ROUROUを開店させた18年前も不安でいっぱいでした。
知り合いが一人もいない土地でお金もない、経験もない、
お客さんだってまだ一人もいない環境でビジネスをスタートさせました。
中華街でよそから来た日本人がお店を開くというのはほとんど例がなかったですしね。
既述の通り、ただもうとにかくこの道よりほかはない、という覚悟で
ここまで続けて来たように思います。


人間の18歳といえば、カラダもほぼオトナになり車の運転免許がとれたり、
選挙権がもらえたり、世間からオトナ扱いしてもらえる歳ですよね?
(自分では気がつかないだけで、中身はまだまだ子供なんだけど)


親父がかつてぼくに言ったように、ROUROUに対して
「もうおまえは一人前のオトナだ」とはとても言えないけど、
先週末のイベントの様子は18歳だった自分、商売を始めたばかりの不安で
いっぱいだった自分に見せてあげたかったです。


通常業務がある中、連日おそくまで残業して準備してくれる
頼もしいスタッフたちに囲まれ、イベント当日にはたくさんのお客様が
駆けつけてくださり、全国のお客様や近隣の方々からたくさんお花やお祝いの品が届き、
道端で顔見知りに会えば(そこまで顔見知りじゃない人まで)「おめでとう」と
声をかけてくだいました。


DJの入ったパーティもとても賑やかで、ROUROUを通じて仲良くなった方々が
笑顔で過ごされている姿を見て、またまきの乾杯のスピーチを聞いて、
ひとりこっそりしんみりジーンと来ちゃいました。


当たり前に思える小さなことだって、ほんとはちっとも当たり前じゃなくて、
自分の気持ちだけではどうにもならなくても、たくさんの方たちの手によって
ひとつひとつ成されていき、その積み重ねでいずれ大きなことだってできるんだと、
当時のぼくは知りませんでした。


もちろん立派な大企業に成長したわけではありませんが(むしろ全然成長してない・笑)、
あのころの自分に「おまえの夢はいまこんな感じに育ってるよ」、「一人もいなかった
お客さんや隣人、支えてくれる人たちがこんなにたくさんいるんだよ」と伝えてあげたいです。


ご存知の通り、優等生とは言えませんが、みなさんも是非この先もROUROUの成長を
一緒に見届けてください。


イベントに駆けつけてくださったみなさま、お祝いのお品を送ってくださったみなさま、
ROUROUのものづくりを手伝ってくださっているみなさま、地域のみなさま、
それからそれ以外も様々な形で僕たちに関わってくださっているみなさま、
本当にありがとうございます!!


それから、まき、ロウスタのみんな!!準備お疲れ様!
いつも本当にありがとう!!


また、19年目のROUROU丸の冒険のお手伝い、よろしくお願いします!m(_ _)m


海賊王に、オレはなる!!(笑)


最後になりましたが、イベントに頂いたお品をイベントのばたばたと入荷や準備で
荷物が積み上がったアトリエの中で紛れてしまい、パーティにお出しできず、
申し訳ございませんでした。m(_ _)m


お酒など日持ちするものはまた次の機会にみなさんにださせていただき、
生ものなどはスタッフで美味しくいただきます!!
お送りいただいた皆さん、ありがとうございました!ごちそうさまです!!(*^_^*)


以下、イベントの様子です!