賀正だよ!キタミの厄厄パニック
キタミです!あらためまして、今年もどうぞ、よろしくお願い致します♪
昨年は、おかげさまで書き物の仕事が大変忙しく(なのに金にはならず)
また個人的にキッツーイ出来事も多々ありまして、
なかなかプライベートの日記を書く気力がわきませんでした…
でも!今年からまた「これが…服屋のブログなのか?」を目指して、
いつものくだらないことをサクサク書いていこうと思いますので、
怖いもの見たさ…という心構えでひとつ、眺めてやってくださいませ☆
ずっとずっと書き溜めていたシリーズもあるのですが、
今日は、つい最近行ってきた「等々力不動尊」のお話をしようと思います。
キタミ、実は2013年が本厄にあたるんです。
ということは、去年が前厄になるわけですが、
まったく何もしなかったら、あんな目やこんなザマに…。
そこで、今年はもうビビりまくって、新年早々、厄払いに行った次第であります。
近所にある等々力不動尊は…不動明王様という、あの、ほら、
燃え盛る火をバックに睨みつけながら佇む、ワイルド極まりないあの方を奉っています。
といいながらすみません、あんまり詳しく調べてないのでアレですけど…
引っ越してからというもの、何度かお参りはしていたのですが、
本堂の中に入ったのは初めてでした。
すると、渓谷の雑木林をバックに構えるご本尊、
きれいに盛り立てられたグレープフルーツに鏡餅、
そして、蓮のお飾りや、護摩をたくための特別席などなど…。
ウッディでクラシカルなホンドーに映える、カラフルなインテリアに、
センコーのスメルが漂うと、私のマインドも、もれなくリラックスしてまいりました。
いつもはこのような場にいると、笑いをこらえるのに必死なのですが、
やはり「厄をどうにかしてほしい」という切なる願いがそうさせるのか、
どこか神妙に、きちんと座り続けることができたわけです。よかった。ありがとう厄。
しばらくして「ミュージック、スタート!」と言わんばかりに、
ドドン…ドン…と大太鼓が熱いビートを刻みはじめると
並んだお坊さん方は、ぴったりと口調を合わせ、ジャパニーズ・ラップ(お経)を力強く読み上げます。
護摩を焚きあげる炎は、まるで強風の中でたたずむ、大きく真っ赤なシクラメンのように
右に左に、上に下に、その身をよじらせています。
そして、私たちに授けてくださるお札は、その炎の中心に突っ込まれ、
お坊さんの手によって、リズミカルに5回、振りかざされます。
そうすることで、なんらかのご利益を頂戴するようです。
へーー、ほーーー、なるほどぉ。
若いお坊さん方の立派な姿と、目新しい作業に見とれていると、その瞬間!!
床の上を四方八方に流れていく、透明の小さな玉…
??
???
!!!
なんということでしょう!
一人のお坊さんの手にしっかりと握られていた数珠がプツンと切れ、
水晶玉が零れ落ちているではありませんか!!
ふ・不吉…っ!!
もしくは、この中の誰かが、よっぽど深き業を背負っているのか…?
座っている誰もが、そう思ったに違いありません。
かくなる私も、その光景がショックすぎて、足の裏がしびれてジンジンしたほどです。
ところが、場数を踏んでいる方は違いますね。
さっきまでお札をかざす役目に携わっていたお坊さんが、
端からススス…とやってくると、そっとしゃがみこみ、一粒一粒、
慎ましく体を曲げながら、なるべく人目につかないように拾い始めたのです。
そのしなやかな動きと心配りに、やたら色気を感じてしまって、
正月早々、ホの字になるところでございました。しかも完全なる男目線である。
そうこうして、水晶玉の変も乗り越え、おかげさまで無事にセレモニーが終了しまして、
私の一年も、そこそこ可もなく不可もなく、と相成ることとなりました。(決定事項)
厄だから…と、やってきた等々力不動尊ですが、
これだけ心を清められたような、感じ入るものがあるのであれば、
やはり毎年お邪魔するべきかなぁと思ったわけです。
私もすっかり年を重ねた風…(重ねてるんですけど)
はてさて、みなさんはどんな三が日をお過ごしでしたか??
ぜひお店でお話しましょうね!!
それでは、次回からも、次回からこそ、失笑の絶えない話題で持ちきりのはずですので、
どうぞお待ちくださいませ。では!ドドン!