第2弾!キタミ家最強画伯決定戦
これまで書いてきた日記の中で
「あれはヤバかった」との感想を1番お寄せいただくことが多い
「キタミ家最強画伯決定戦」
もう2年も前に書いたものなのに、いまだに
「お母さんのミッキーが頭から離れない」
「もはや本物のミッキーを見るたびに、お母さんのミッキーが脳裏に浮かぶ」
等々、賛辞のようなクレームのようなお声をたくさん頂戴しております。ありがたや!
ということで、今回は満を持して(というより恥を忍んで)第2弾をお届けします。
実はだいぶ前に、母と妹をとっ捕まえまして、作品を仕上げてもらってはいたのですが、
私が散々一人で笑って、まさかの紛失…引越しの最中に奇跡的に見つかったのであります。
これは何かの啓示ですよ、ほんと…
それでは、早速1つ目のお題です。
前回で「味のある絵を描く」ということはわかっていたので、
テーマを出す私も、いかに彼女たちの才能を引き出せるか、まずは最初のお題が腕の見せどころです。
「…キリン」
そう言うと、2人は
母「えぇぇぇぇ」
妹「うちにキリンいないし…」
と、ブツブツ言いながら、ちょっとまんざらでもない感じで描き始めました。
(妹・作)
さすが小さな子供を抱える母です。
彼女が描くキリンは、まさに「保育園ノート」にでも出てきそうなかわいらしいキリン。
でも、待ってください。
キリンの象徴でもある長い首がありません。
しかも何を思ったか、彼女の第一画目は、鼻からスタートしました。鼻って!
「えっ、だって鼻がすごくない??」
それ象ですから!
そして、前回キタミ家画伯大賞を受賞した母は…
長野の山奥あたりで伝わる妖怪「麒麟」です。
見た瞬間、思わずサッと紙を伏せてしまいました。
もしかすると、この絵をタワシでこすれば、悪いところが治るという類いかもしれませんが…
あと、2人ともキリンを真正面から描くところに、「やってやるぞ」感があふれています。
いい傾向です。
そして2つ目のお題です。
「そろそろ人間をテーマにしたいな…。ありきたりだけど、モナリザ!」
母「えーーーー」
妹「女の人でしょ?」(?)
(妹・作)
女の顔は不幸せの数で決まる。
しらけた眼差しと、髪の薄さ、そしてかろうじて浮かべるその微笑みに、この女性の半生が表れています…
願わくば残りの半生に、幸おおからんことを…
(母・作)
見学に来た人々をなめてかかってます。
「あなた、あたいを見るためにわざわざルーヴルへ?ハッ!へそが茶を沸かすわ!」
そんな心の声がにじみ出てくるようです。
3つ目のお題。
「じゃあもう今回は人物ネタで統一して…織田信長!」
母「えーーーー」
妹「えーーーー(誰だっけ?)」
(妹・作)
たぶん平安時代の誰かと履き違えています。
それより、「人に見せるらしいから…」と、かわいらしく仕上げようという魂胆がみえみえです。
そんなんじゃ妹じゃないよ!姉ちゃんは、そんな型にはまった妹に育てた覚えないよっ!
(母・作)
確実に信長ではないんですが、まぁわからなくもない雰囲気です。
これまでの絵に比べると、まともにすら見えます。頭に松茸はえてるけど…
「これじゃ面白くないな…」と感じたので、「信長を感じさせる一言」をせりふで加えてもらいました。
ジャマダ!(笑)
ゲットアウトヒア!ゲットアウトヒア!ファ○ク!ホーリーシ○ト!
雰囲気が出たような気もするので、次にいきます。
「じゃあもうこれで最後ね。うちのお父さん!」
母「!!」
妹「!?」
(妹・作)
耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び。
その反動で、米兵さんにチョコレートをねだりまくった、あの頃…
そんな父の幼少期が、今、愛娘の手により、ここによみがえりました。
そして、いざトリを務める母の絵は。
!?!?
似ています。パッと見せられて「誰だ?」と聞かれれば、「父」と答えられそうです。
おそらく指名手配としてこの絵が公開されたら、高確率で捕まえることができるはずです。
でも、なぜでしょう、これが父だと認めたくありません。
思わず「この人と結婚したの…?」とずいぶんひどいことを母に言ってしまいました。
ただ、やっぱりこれは父です。父なのです。
土壇場で母は、絵に“魂”を込め始めたのです…!(ピカピカーっ)
というわけでいかがでしたでしょうか、キタミ家画伯最強決定戦。
今回もMVPを決めたかったのですが、、父があいにくの欠席でしたので、
またいつの日か続編をお届けできたときに…。