あざみの柄が生地になるまで
みなさんご存知の通り、ROUROUのテキスタイルはすべてマキが
デザインしてます。
結構大きなアパレルメーカーでも、テキスタイルはアリモノを買ったり、
テキスタイルコンバーターに別注したり、外部に委託したりしているところが
ほとんどです。
本当に大きなところになると、テキスタイルデザイナーはデザイナーとは
別に専門チームがあったりもします。
服をデザインするのと、テキスタイルをデザインするのって、たぶん違う感覚なんでしょうね。
まあ、お金もないのに欲張りな僕たちは結局自分たちでなんでもかんでも
やっちゃうわけです。(^_^;)
でも、ROUROUの服の魅力はプリントの魅力でもあるなーと思うし、マキの
経歴は家業がスカーフの製版型屋で自分自身モデルをやりながらトレッサーとして
職人んやってた事もあるので、「無理して」というよりは自然な形でオリジナルで
テキスタイルまでやるようになりました。
今回の新作の柄もマキの手描きのイラストがモチーフになっています。
上記のデッサンが「ひと送り」になっています。
つまり「1パターン」ですね。これをデータにするとこんな感じになります。▼
さらに上下左右にこれをプリントして行って生地にプリントすると、
こんな感じになるわけです。▼
プリントのデザインをしていて難しいのは、どこで、柄が「切れて」いるのわ
分からなくする事です。
少しでも、送りがわかってしまうことを「口(クチ)が付く」と言います。
つまり、どこからどこまでが、「ひとおくり」の「四角=口」になってると
分かってしまう事です。
今回は上手く出来たんじゃないかと思います。
ものすごく、時間も手間がかかりました。
お金がない企業が何をやるかって、簡単です。手間と時間をかけるんです。
そうすれば、必ず良いモノが出来ます。
2デザイン、カットソーを作ってみました。
・あざみプリントVネックカットソー 9800円
・あざみプリントUネックチュニック 13800円
刺繍のシリーズも入荷して来ています。
こちらもチェックしてみて下さいね。