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新作
2025-02-13

愛されて15年♡ LotusRoom蓮唐草柄の白なめし革の秘密



中華街店を入ってすぐのガラステーブルに並ぶ
ひと際カラフルで目を引く、お財布のコーナー。

ピュアなホワイトのレザーに映える、
鮮やかな赤やブルーの蓮のお花。

ぷっくりとした立体感が可愛い、繊細な唐草模様。

スタイリッシュなフラップの長財布や、コロコロと丸いがま口、キーケース。

スタッフが入社すると、まず手に取って買ってしまう・・
(そしてお揃いになる)

そんな愛らしい革小物たち。

ROUROUで約15年のロングセラーをほこる
吉祥柄白なめし革のお財布シリーズです✨










1000年も前から革小物の産地として名高い姫路にて
ROUROU用に制作していただいているオリジナルの金型を使い、
一つ一つ作って下さっています。

型押しから、彩色、縫製にいたるまで、
すべて熟練の職人さんによる手作業なんですよ。




美しいデザインと、
シンプルなフォルムに機能性を兼ね備えた特別な長財布。




その魅力を詳しくご紹介します。



【白なめし革とは? 世界的にも名声を誇る姫路の伝統工芸】




白なめし革は、姫路市の伝統工芸であり
兵庫県指定の伝統的工芸品です。

淡く優しいミルク色のようなホワイトと、
キメが細かく、柔らかくしっとりとした質感が魅力です。







姫路市は、かつて日本の皮革製品の中心地として栄え、
特に白なめし革の技術は、
この地で数百年にわたって培われてきました。


なめしにたっぷりと使われる姫路の川の水が、
美しい白なめし革を作るのに最適な水質だったそうです。


天然の原料のみでなめされるため、
薬品を使えば1か月ほどで終わるのに対し、

古くから伝わる工程を経て作る白なめし革は
その何倍もの時間がかかります。


近年では、
化学薬品で漂白するなめしに変わっていく工房もありますが、
こちらのお財布は手間を惜しまず伝統の技法で作られた
天然の美しい白なめし革を使っています。


手間のかかる作業や近代的な技法の開発などにより
途絶えかけていた白なめし革ですが、
今でも一部の地域の職人さんたちがその技術を頑なに守り続けています。


その独自の製法と品質の高さから、
今ではフランスなど日本国内外で
世界的に高く評価されるようになりました。







【白なめし革の特徴】




白なめし革は、着色や化学薬品での脱色をしていない、
乳白色のピュアな輝きとしなやかさが特徴です。







皮は、そのままの状態で使用すると
乾燥してとても硬くなってしまいますが、

なめし過程での細かな手作業によって、
他の革とは一線を画す美しい白さと
吸い付くようななめらかさ、
キメが細かくしっとりとした質感が生まれます。




【過去にはこんな用途にも】




白なめし革は耐久性にも定評があり、
さらに革の繊維を絡ませ合う事で空気を含み
とても軽い事から
戦国時代には鮮やかに染色され
武将の兜などに用いられていました。


近代では、ランドセルにも使われていたそうです!

ランドセルに直接型押しを行い、
そこに絵筆で彩色して作られた
本当に一点物のランドセル。

姫路の皮の資料室に展示がなされており、
使用後、100年近く経つ今でも綺麗に色が残っているそうです。

他にはお道具箱などもありました。

大切にお手入れをしてあげることで、
世代を超えて長く受け継いでいける、
まさにロマンのあるアイテムですね。

昔はお嫁入り道具の一つとしても愛されていたそうです。




【手触りで感じるなめらかさ】




白なめし革を初めて触れてみると、
その滑らかな手触りに思わずうっとりします♡

非常に細かなキメがあるため、
触れるとしっとりとした温かみが感じられますよ。

時間と共に角が丸みを帯び、
まるで肌に馴染むような柔らかさになっていきます。




【愛着の湧く経年変化】




その美しい革細工と、
長く使える耐久性が相まって、
贈り物や大切な人へのプレゼントとして
選ばれることも多い白なめし革。


革本来の自然な白色には深みがあり、
経年変化で柔らかい飴色へと変化していきます。

まるで白いキャンバスが時間とともに、
色づいていくような感覚を味わえます。

手持ちの愛用品と共に馴染んでいく姿に、
より深い愛着を感じさせてくれます。




【機能性 × 美しさ】




今回通販サイトにアップした長財布は、
特にスタッフの愛用率も高いアイテム。

外側に留め具がない美しいデザインは、
すぐに小銭入れなどへアクセスができ
地味にお会計の際に便利です。

どうしてもフラップがあると、
お財布っていう感じがしますが、
それらを取り払って、
美しい白なめし革の絵付け面だけを全面に出した
スタイリッシュな見た目も人気の秘訣です。





ミニ財布も可愛く便利ですが
現金派の家計管理などには
長いお財布はとてもおすすめです。


横長に長く開く仕様で、全体が見渡しやすく
ファスナーポケットもついているので
分けておきたい予備予算などを分けておくのにも便利。





サイドのマチも広いので、
週ごとの予算で袋分けしても
スッキリと収めることができますよ。


日常使いしやすい工夫がたくさん詰まっている、
実用性と美しさを両立した一品です。




【「お守り」のような存在に】




型押しをしているのは、
LotusRoomの壁紙柄にもなっている蓮唐草のデザイン。

LotusRoomはもともと、
「朧朧国に住むお姫様のお部屋」をコンセプトに、

蓮の精神を感じさせるようなアイテム作りをしている
ROUROUのプレミアムラインです。





蓮は泥の中にあっても泥に染まらず、
池の水を浄化する神秘の花。

泥水の中で美しく咲くことから、
蓮は「清浄」「再生」の象徴として

そして唐草模様は、枝葉が四方八方に広がることから
「繁栄」「長寿」としての意味が込められています。




【ずっと大切にしたくなる長財布】




革製品は、食肉産業の副産物を使って制作をされており
白なめし革の職人さんたちは
動物の命をありがたくいただいている、
という気持ちで大切に制作されているそうです。


「もったいない」という心から
職人さんの手によって生まれた美しい工芸細工。

自然の恵みを余すことなく大切に

手をかけながら長く大切に使う

そのような、昔からの日本の考え方を思い出させてくれます。


職人さんの天然の材料にこだわる志からも、その思いが感じられ
私も手持ちのお財布を、
より一層大切に使いたくなる気持ちになりました。


長く使うものは、
単なる実用品の枠を超えて
自分の人生に寄り添ってくれる存在になる気がします。


ぜひ長年ROUROUでも愛されてきた白なめし革シリーズ、
この機会に今一度ご覧になってみて下さいね。