挑戦と恐怖
新しいことをやるのは腰が引けます。
歳をとればとるほど、経験のない事をやる事が怖くなります。
自分が知らないことをやるということは、失敗をする可能性が
高いんじゃないかと、怖くなるんです。
失敗の痛みも知らず、挑戦の恐怖も知らないうちは
新しい事をやる事が、ちっとも苦ではないし怖くもないのですが、
転んだり、つまづいたり、思わぬ穴に足を落としたり、失敗を
繰り返していくうちに、だんだん走るのが怖くなります。
それに、恐れてばかりいる事はとても疲れます。
でも、ひとつひとつの失敗ばかりを恐れていては、走って夢まで
たどり着くことは、とても出来ません。
ずっとじっとしていれば、転ぶこともつまづくことも、痛みを
感じることも無いかもしれませんが、素敵な場所までたどり着くことも
できないんじゃないかと僕たちは思うんです。
せっかちな僕たち(僕もMAKIもネズミ年)は、じっとしていることが
出来ません。
僕たちはROUROUを始めたころから、歩みはゆっくりで、道を逆戻り
する様なこともたくさんありましたが、ずっと動いてきた気がします。
たくさん転んで、怪我しても、これからもずっと楽しみながら
走ることができたらいいなーと思っています。
来週からパリに行きます。
まだまだ小さな僕たちにとって、これは大きな挑戦のひとつです。
実はこの秋、もうひとつ大きな挑戦があります。
僕にとっても、MAKIにとってもはじめての試みです。
初めての事なので、今から少し心配もしていますが、
それよりも今から、その試みが楽しみで仕方がありません。
どんなに細くて歩きにくいデコボコ道でも、何度つまづいて
怪我する事があっても、この道がずーと先まで続いていて、僕たちを
支えてくれるスタッフや、応援してくれるお客さんたちと
その先を目指して、ずっと歩き続けていけるといいなー、と思っています。