待ってろよ、パリ!!
なんども繰り返しお話しているので、ご存知の方も多いと思いますが、
僕たちがROUROUをスタートしたときから、大きな目標のひとつは
「パリ出店」です。
ファッションの中心地、パリで認められることが僕たちの目標の一つでした。
「まずはコテ調べ」と思い、今回世界中から選りすぐりのデザイナーや
メゾンがあつまる、パリの展示会に出展しました。
審査が通らないんじゃないかと思っていたので、審査に受かった時点で
かなり浮かれていたのですが、やはりパリの壁はとてもとても高かったです。
まず、感性の差。これが僕たちが克服しなくて、乗り越えなくては
いけない大きな壁の一つです。
それから、肌の色や体格の違い。これも大きな問題です。
肌の色が違うと、似合う服や色がずいぶんと違ってくるんですね。
今回勉強になりました。
それから、地球の反対側のパリで、すごく大切な事に気がつきました。
それは、ROUROUのお客さんの事。
展示会でオーダーを取るのはとても大変なことです。
一型20着の注文を取るのだって、いや5着の注文を取ることだって難しいのです。
注文が付かず、生産ロットに乗らないデザインは、どんなに
デザイナーのお気に入りであっても、日の目を浴びる事はありません。
たくさんではないかもしれませんが、僕たちにはとても深くROUROUを
理解してくれるお客様がいて、そのお客様たちがいるお陰で、僕たちは
モノづくりを続けて行く事が出来るのです。
作っても、買ってくれるお客様がいなければ、当然作り続けることが
できない訳です。
僕たちにとっての大切な宝物は、遠いパリにあるのではなく、本当は
自分たちの足下にあるんだということに、改めて気が付きました。
そして、どんなに遠くに大きな夢を見たとしても、この足下の宝物を何よりも大切に
しなくてはいけないなーと、MAKIと二人で改めて感じた出張になりました。
また初心に戻るような気持ちで、今日から頑張ります。
でもいつかまた、力を蓄えてパリに挑戦したいと思っています。
それは、たくさんのクリエーターと肩をならべ、僕たちの進化を
自分たち自身で確かめるためです。
何度失敗しても、何度も試してみたいと考えています。
▲出展者にVIPカードが配られシャンパンサービスがあります。
商談しながら、みんなシャンパン飲んでます。
これって、フランスらしいですよね?
ところで、僕は明日からまた中国出張。
この忙しさはいつまで続くのやら・・・