Events&Newsのお知らせを見てご存じかもしれませんが、
もうすぐ2010年春夏の新作・展示＆予約会があります。
2月27日（土）に中華街で、3月6日（土）は新宿店でやります。
ドーン！とまとめて新作をお見せする機会ってなかなか無いので、
もしご興味があればお越し下さい。
スケッチで描いた布が、デザイン画で描いた商品に使われて
サンプル帳から吟味して選んだボタンがついて、工場から
納品されてきます。
2次元が3次元になる瞬間です。
上がってきたモノがかわいいと、本当に嬉しいです。
その「かわいい！」をたくさんのお客さんに共有してもらえると
もっともっと嬉しいです。
一枚の洋服が出来るのには本当にいろいろなプロセスがあります。
そのプロセスを経て、毎週新作が入ってくるということは、
毎週、新作の商品を発注していると言うことです。
「ボツ」になるデザインを入れたら、膨大な量です。
小さな会社ですから、デザインや発注をするだけでなく、
それ以外の細々した業務もあります。
どんな仕事も楽な仕事はないと思いますが、「服作り」も
決して楽な仕事じゃありません。
自分でもよくこの仕事を続けてるなと思います。
あるパーティで、ユニクロの柳井社長とお話する機会があったのですが、
その際「君はなんでこの仕事を選んだの？」と聞かれました。
柳井さんはご実家の家業じゃなければ、アパレルの仕事を
選ばなかったそうです。
「ファッションって本当に大変だよね」っておっしゃってました。
あの柳井さんですら、大変って思うのですから、凡人のボクには
きっともっと大変な事です。
でも、その苦労が報われる瞬間は、そんな思いをして作った
商品をお金を出して買ってくれる人がいると言うことです。
それはデザインや価値観が「お金」と交換されるということが
嬉しいと言う事だけではなく、自分たちと共通の感覚を持った人と
繋がる事が嬉しいんです。
「仲間探し」みたいなモノかも知れません。
それが洋服であれ、音楽であれ、絵画であれ、何かを
作り出している人たちって、きっと同じ気持ちで仕事を
しているんじゃないかと思います。
それぞれ住んでいる場所や育った環境が違う人たち同士が
同じ「好き」で繋がる事ができるのって、本当に素敵だなって
思うんです。
だからボクは「お店とお客さん」という繋がりだけでなく、
共通の「好き」で繋がっている「お客さんとお客さん」も
どんどん繋がっていったら、いいなーと思っています。
僕たちが開催するイベントの主な目的はそこにあります。
これからもたくさんの「仲間」を見つけていくことができれば
いいなと思っています。
今回の新作がそんな仲間達に気に入ってもらえるモノだと
良いなーって思います。
お時間がある方は是非お越し下さい。
ぜんぜん話は変わりますが、先日中華街パレードで
皇太子役をやりました。京劇のメイクはなぜか女形でした。


　
　
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