ものづくり視察・桐生編
あけましておめでとうございます!
今年もROUROUはみなさんがワクワクするような、お財布のヒモがつい緩んじゃう様な(笑)
商品をどんどん作っていきますので、みなさんそのつもりで覚悟しておいて下さい!!(*^_^*)
あと、さまざまなイベントをやっていってみなさんともっともっと交流していきたいと
思ってます!!こちらもお楽しみに!!
(※facebookやってる方はご存知だとおもいますが、↑これ、ぱん郎くんです。
ウチのスタッフです。笑)
そういえば、あんまり書いた事無かったんですが、出張の様子について今回はレポート
してみたいと思います。
だって、ROUROUのものづくりを支えているのはいろんな技能を持つ会社や職人さんたち
なんですから。
ご存知の通り、ROUROUは零細ブランドなので、国内でも海外でも大規模工場を
使ってモノ作りをする事はほとんどありません。
みんな顔が見える縫子さんや職人さんたちがROUROU商品を作ってくれています。
僕たちは毎日電話やメールファックスでやりとりしてるし、たまには現場に行くし
向こうも顔を見せてくれるので、当たり前の様に知ってますが、商品を買われる
みなさんはそうした現場を知る事はないですもんね。
こうしたモノ作りの現場や職人の方々にも今年はたまにフューチャーして
みたいと思います。
ちょうど半月くらい前に桐生に行って来たので、ちょっと時間が経っちゃいましたが、
そのときの様子をレポートしたいと思います。
車で行く事もあるのですが、今回は電車に揺られながらの出張です。
車窓から見える景色に癒されました。
一番最初に刺繍やプリントなどをお願いしている会社に立ち寄りました。
刺繍のミシンは見ているだけで楽しくなります。
ここの社長さんはミシンコレレクターで、いろんな種類のミシンを
何百台とコレクションされています。
国内に数台しかないミシンでも、年に一度も動かないミシンもあるそうですから、
「設備」というよりはコレクションです。
これは自動でピンタックを作るミシンです。
下の部分が写ってませんが、これはリリアンを編む機械。
上にコーンを二つセットすると、あら不思議、自動でリリアン編みの
リボンがループ状になって出て来ます。
他にもピコレースを作るミシンや、水着や靴ひもに使うループだけを編む機械、
あとは骨董品みたいなミシンが所狭しと置いてあります。
今回作ったこの商品もこの会社でニードルパンチしました。
桐生は織物の産地として有名ですが、実はニットを扱っている会社も
ちらほらあります。
今回はそんな会社もいくつか回って来ました。
ここの会社の社長さんは、かなりの編み機オタク。
一台しか機械を持っていないんですが、いろいろセットを自作で組み変えて
さまざまな編み物を作っていまいます。
サンプルを見ると、他では見た事無い様な変わった編み物ばかりです。
こんな職人さんがROUROUは大好きです。
元々機屋で織物を作っていたそうですが、その知識と経験を編み物に転用して、いろいろ
「実験」してるちょっと変わり者です。
「実験」というのは、売れるか売れないかではなく、「あんなこと出来るかな?、もし
出来たら面白いな」、という感覚でモノ作りしているからです。
モノ作りの話をする時にはいつも目がキラキラしてます。
「言霊」という言葉があるとおり言葉にも魂があるように、モノにも魂があると
僕たちは常々考えてます。(=物霊)
同じデザイン、同じパターン、同じ縫製でも、大規模工場のラインでロボットみたいな
工員によって作られた数万個の中のひとつと、ひとつひとつ職人さんが手作りした
ものとでは、どこかがなんだか違うはずだと思うんです。
それは同じレシピの料理でも母親が子供のために作るのと、工場で作られるのと
どこか味わいが違うのと一緒です。
僕たちが売っている商品の向こう側には作っている会社や職人さんたちがいます。
そうした方たちに光を当てる事で、少しでも僕たちのものづくりのこだわりや背景を
知ってもらえたら嬉しいです。
そういや、織物の産地なのに、今回の出張では時間がなくて機屋(はたや)さんには
一軒も立ち寄れなかったなぁ。
今度行くときはなじみの機屋さんにも何軒か顔を出そうと思います。
他にもいろいろな所に行った際にはレポートしますので、お楽しみに!!(*^_^*)
帰りの車窓からはキレイな夕焼けを見る事が出来ました。
この写真を撮った後、ほとんど寝てましたが…(^_^;)