僕はいろいろと街の仕事を手伝っています。
街の仕事の他にもROUROUの仕事ではない仕事がたくさんあります。
主に僕が手伝っている本業以外の仕事は以下の通りです。
・中華街発展会
　330店舗が加盟する横浜中華街の商店街組合です。
　僕は広報部の部長として、街の広報をお手伝いしています。
・山下町町内会
　日本最古にして最大の山下町エリアの町内会です。
　町内の様々な問題に住民の方々と取り組んでいます。
・横浜中法人会
　法人会は全国で100万社が加入する団体で、その横浜市中区の
　組織の青年部に属しています。
・横浜夢座
　女優の五大路子さんが座長を務める演劇の団体です。
　舞台の題材を五大さんと一緒に決めたり、講演の運営などをお手伝いしています。
上記以外にもいくつかの団体や組織に属しています。
もちろん報酬をもらってる訳でもありません。
すべてボランティアでやってます。
「お店や会社のためになる訳でもないのに、なんで本業の仕事以外の
仕事をするの？」とよく聞かれます。
時間やお金の余裕があるわけでもないですし、ただでさえROUROUの
仕事に追われているのに、仕事以外の事をしたら
更に自分の時間もなくなってしまいます。
（そんな時間があったら、もっと本業に精を出したら良いのに。
だからROUROUは全然儲からないし、いつまでたっても大きく
ならないんじゃないの？）
心の中でそうやってつぶやいている人もいるかもしれません。
もしかしたら、ロウスタたちからもそう思われているかもしれません。
そしてもしかしたら、それは事実かもしれません。
「仕事と関係ない、と言ってるけど、いろんな組織を利用して仕事に
つなげてるんじゃないの？」とか「本業の仕事以外の仕事を一生懸命する事で、
仕事した気になってるんじゃないの？」とか、「断るのが苦手だから、
いろいろ押し付けられて引き受けちゃってるんじゃないの？」とか「街の仕事とか
言ってるけど、ほんとうは遊んでばっかりいるんじゃないの？」とか「偽善者？」
って思われているかもしれません。
どれも完全に間違えてるとは言えないけど、正解ではありません。
尊敬する先輩からこんな言葉を教えてもらった事があります。
「汝須（すべから）く一身の安堵を思わば、先ず四表の静謐（せいひつ）を
祷（いの）らん者か」
日蓮聖人の言葉なんだそうです。
自分自身の安穏を願うならば、まず四方（身の回り）の平和を祈るべきだ、という
意味なんだとか。
別の先輩はこう言ってました。
「良い漁師は目の前の魚を釣る前に、山に登り木を植え森を育てる」
漁師が海で仕事をしないで山で仕事をするなんて、なんだかアベコベのような
気がしますよね。
目の前の魚ばかりを獲っていたら、いずれ獲り尽してしまう。
木を植え森を育てる事で、ミネラルたっぷりの川を通じて、海に
良い漁場が出来る、という教えだそうです。
商哲学の一つに「先義後利」というのがありますよね。
中華街憲章のひとつにもなっています。
先に義理を果たせば、後にいずれ利益はついてくるんだという意味です。
僕は大きな会社の社長でもないですし、先代の残した礎があるわけでもありません。
ましてや控えめに言って頭も良い方ではないので、地域や誰かのためにできる仕事は
とても限られているかもしれません。
でも、いまやっている小さな事の一つ一つが、誰かのためになり、そしてそれが
いずれはROUROUやロウスタ、お客さま、自分の家族、自分自身に返って来たら
いいなと思っています。