木曜日とデニムパーツの思い出
今日は木曜日!ブログの日です。
というのも、実は週に一度くらいは日記を書こうと思い立ち、木曜日に書くことに決めたんです。
大した訳があるわけでもないのですが、たまたま先週の今日、ROUROU_fabricの日記を書いたということがきっかけです。
毎年年始の抱負に「今年こそもっと頻繁にブログを書くぞ!!」と思うわけなんですが、億劫でめんどくさがりやの性格から、忙しさとかに言い訳したりして、ぼんやりしていたらもう11月になってしまいました。
いよいよ年末が見えてきて、ようやく重い腰を上げたわけです。(ほんとすみません)
何を書くかをまだ決めてないまま書き始めているのですが、先週紹介したデニムについて書いてみたいと思います。
あのデニム、実は本当のジーンズではなくて、アームウォーマーなんです。
その昔「ROUROUジーンズ」という商品を企画して作ったことがあって、その刺繍のデザインを使ってアームウォーマーを作ったものなんです。(なかなかレアでしょ?)
そのジーンズについて少しお話したいと思います。
ROUROUをオープンしたばかりの頃、オリジナルで商品を作る力(お金)がなくて、半分くらいは仕入れ商品でした。
仕入先は当時はほぼ100%がベトナムでした。
オリジナル商品も生地なんかはセレクトしたものが多く、形だけがオリジナルデザインみたいな感じでした。
もちろんボタンなどのパーツなんかは仕入れに決まってます。
でもいつか生地やパーツに至るまでオリジナルの商品をいつか作ってみたいな、というとは僕たちが抱いた最初の「夢」でした。
ある時にいつものようにベトナムの市場に生地を仕入れに行ったらボタンやパーツを売っている付属屋さんがあって、有名デニムメーカーのデニム用のフロントボタンなんかが飾ってありました。
アディダスやアシックスのボタンまでは驚かなかったんですが、SONY、HONDAなんか刻印しているボタンまであったのには笑いました。
「これならきっとオリジナルのボタンを作ってくれることができるぞ」と思い、店番の主人にオリジナルのボタンを作るとしたら最低ロットは何個?って聞いてみたんです。
そしたらなんと5000個!リベットについては15000個!!
当時オリジナルのものですら10枚から20枚程度しか作っていなかった僕たちにとって、当時は使いきれない膨大な量です。
でも価格はそこまで高くありませんでした。
「このボタンを使い切るまでお店を潰さず続けるんだ!」という決意の元、購入することにしました。
最初、オリジナルのボタンを見た時、本当に嬉しかったことを今でもおぼえています。
「絶対に使い切ることはないだろうな」と思っていたこれらのパーツももう5回くらいリピート生産しています。
今では別の工場に売ってますが、あの時市場で僕たちにとっては当時大金のデポジットも支払ったあの感覚を今でも覚えています。
僕にとっては「付属代」というよりは当時「願掛け」に近いもとでした。
これはよパーツを見るたびに、あの風景を思い出します。
皆さんのおかげでなんとかここまで仕事を続けることができたという象徴のようなものです。
皆さんもお手持ちの商品でこのパーツが付くものがあったら、是非この話を思い出してください。
さてさて、インスタライブで告知した通りこの週末から雑貨フェアが始まります。
オープン当時をご存知の方もいるかもしれませんが、最初はセレクト雑貨屋に近い商品構成でした。
当時を思い出しながら仕入れをしてみました。
是非また楽しみにしていてください。
それではまた来週木曜日!!(←あ、これ自分に言ってます。笑)