ものづくりの本質
今日は木曜日。今週もものづくりについて書いてみたいと思います。
何度もお話ししていることですが、僕たちの仕事は作ってくれる人がいるからこそ売ることができます。
それは真心込めて野菜を育ててくれる農家の方がいるからこそ、美味しい料理を作ることができるのと似ています。
ものづくりにおいて、センスの共有も大切ですが、もっと大切なのは価値観や感覚です。それは国内だろうが海外だろうが同じです。結局、仕事が大好きで仕事に誇りを持っている人と長く付き合うことになります。
最近、国内では後継者不足と不景気で取引先が減ってきました。特に地方では若者の流出が深刻で、伝統的な技術や知識が継承されにくくなっています。さらに、コロナ禍で多くの企業が経済的な打撃を受け、取引先の減少に拍車をかけました。
海外でも状況は厳しいです。急激な円安と物価高、人件費の高騰により、じわじわとものづくりが難しくなってきています。特に新興国では、労働コストの上昇が顕著で、これまでのような低コストでの生産が難しくなっています。
憂いていても仕方ないので、思考を変えて、全く新しい取引先を開拓し、最近1年間で30くらいのサプライヤーと取引を始めました。新しいパートナーシップを築くことは本当に簡単ではありませんが、それでも挑戦を続ける価値があります。
正直言うと失敗も多いです。いや、むしろ失敗ばかりかもしれません。オープンしたばかりで何もかもうまくいかなかったことを最近よく思い出します。
僕たちに取ってのもの作りは異なる文化や価値観を理解し、互いに共感することが重要です。初めて取引するところとはうまく伝わらなかったり、互いに誤解をする事も多いんですが、それを乗り越えてこそ良い商品ができるものです。最近そんなことも忘れてました。
倉庫に行って古いサンプルとかをみつけたり、検索で昔の商品を見かけたりすると当時のものづくりの苦労や思い出を思い出します。
みなさんは思い出あるROUROUの商品ありますか?
あればぜひ教えてください。
また来週!
写真は今使ってるゴブラン織のマットです。
この商品もやりとりに手間取ったー!!
(>_<;)