
横浜春節祭2025:地域活性化と観光振興の取り組み(ROUROUと全然関係ない話でごめんなさい)
ちょっと前回の日記から間が空いてしまいました。
というのも、街の活動でちょっとバタバタしていたんです。
今回ROUROUの活動とはちょっと違う話をします。
知っている人は知っていると思いますが、昨年の5月まで僕は
横浜中華街の商店街の理事をしていました。
400店舗以上の店舗が加入している組合で、全国的にもトップ10に入る
商店街なんだそうです。
15年間、理事でまちづくりのお手伝いをさせていただいていました。
街の理事を降りたのに、なぜまだ街の活動で忙しいのか、という話です。
実は横浜中華街の大きな活動の中に「横浜春節祭」というプロジェクトがありました。
それは横浜中華街が30年育んで来た「春節」という文化や伝統芸能をキーコンテンツにして
中華街のみならず、横浜全体に広げちゃえ!というプロジェクトです。
旧暦の元旦(その年一番最初の新月)から満月までの2週間を「春節期間」とし盛大にお祝い
することで、その年の平穏をお祈りする行事で、毎週末獅子舞や龍舞、中国舞踊や中国雑技などの
パフォーマンスが無料で観れたり、この時期だけ食べられる演技の良い春節料理が各レストランで提供されます。
そして町中のあちらこちらに大型中型小形のランタンが飾られます。
おかげさまでこの時期に横浜中華街にはめちゃくちゃ人が来ます。
2週間で100万にものお客様で賑わいます。
でも周りの街を見回してみるとこの時期は観光閑散期で最も静かな時期なんですよね。
コロナの時に大打撃を受けた横浜中華街を、助けてくれたのは近隣に住んでいる方たちや近隣の街でした。
近所の方たちが変わりなく飲食やテイクアウトで街を支え続けてくれて、本当に感謝したものです。
だったら、自分たちできる恩返しをしようということで、このプロジェクトは始まりました。
色とりどりのランタンをあちこちに置いてそれを巡ってもらえれば、地域の方々にも喜んでもらえるし、
お客様も巡る楽しみが生まれるし、知らない街を知る機会にもなります。
横浜の観光課題は周遊性(わずか1.8箇所)、滞在時間(わずか5.3時間)です。
この課題も解決ることができたらなおさらのいいですよね。
陸海空の玄関口ということで、陸は新横浜駅や渋谷駅、海や大桟橋やハンマーヘッド、空は
羽田空港にも置いてます。
同じ中華街の仲間である南京町がある神戸エリアにまでランタンを広げました。
今年は50箇所以上にランタンをおいています。
さらにそのランタンの近くで春節祝賀の獅子舞演武を行い、地域の方々に楽しんでもらいます。
去年は28会場で行い、今年は40会場で行います。
今年は屋形船やシーバス(横浜港で運行される海上バスのようなものです)でもランタンを飾らせてもらいました。
屋形船かなり人気です!ここから予約可能です。
でもこんなことをやってるととても横浜中華街だけで運営していくことに限界が出て来ました。
そこで横浜春節祭2025実行委員会というのを立ち上げ、横浜中華街とは切り離して活動をしています。
僕はその企画部長をしていてそれでてんやわんやしているんです。
あ、もちろんこれボランティアです。ギャラとは出ません。
なぜなんのためにROUROUとは全然関係ないそんなこと一生懸命ボランティアでやっているのかという
ことについてはこちら(たらいの水のお話)をご覧ください。
まもなく春節がやってきます。今年は1/29日が旧暦で元旦です。
是非美味しいものを食べつつランタン巡りを楽しみに横浜に遊びにいらしてください。