ティコ
わが家にはこの冬で2歳になる、ティコというメスのウサギがいます。
産まれて数ヶ月でわが家にきて、早いものでもうすぐ2年になります。
出会った頃はまだ赤ちゃんで小さかったのに、あっという間に成長し、
今ではすっかり家族の一員となっています。
動物を飼っている方はけっこういるかと思いますが、
ペットって不思議ですね。
嫌なことや悲しいことがあった時でも、家に帰って顔を見るだけで
なんだか癒される気がします。
ウサギは犬や猫と違って、(うちのは、かも?)
甘えてきたりしないですし、抱っこも嫌いですが、
(これは本能的に捕まるという感覚があるためらしいです・・・)
意外と寂しがりやで、かわいいところもあります。
また、ティコを見ていると、時々生きている意味みたいなものを
考えさせられます。
ウサギは、毎日変わらない暮らし=安心=“幸せ”と感じるそうなのです。
野生ではいつ敵に捕まってしまうか分からない不安な生活なので、
平穏がいちばん!というわけです。
毎日同じ時間に同じご飯を食べ、食べ終わると満足そうに寝そべり、
毛づくろいをして、遊んで、いたずらして、時々眠る・・・。
時には少し不満もあるようですが、そんなティコの姿を見ていると、
このコの平穏な暮らしはずっと守ってあげたいな、と思います。
人は、ともすると迷ったり、欲張りになったりしがちです。
もちろんそういったことも人間にとって必要だったり、いい意味で
モチベーションになることではあると思います。
でも、ティコからは一番大事なこと、生きている幸せの“原点”
みたいなものを感じるのです。
なので、日々の生活に追われて余裕がなくなってしまっていた時、
何が自分にとって大切なのか、思い出させてくれます。
頭のいいはずの人間がわからなくなってしまうのに、
こんなに小さいこのコが、一番分かっていると思うと、
なんだかすごいな~と思ってしまいます。
私も見習って、いつも大切なものを見失わずに日々を大切にしていたい・・・
そう思います。
そして、こんな風に小さいけれどちょっとすごい、ティコと
いつまでも、元気に一緒に暮らして行きたいな、と思います☆