冬の楽しみ・・・☆
最近、朝晩だいぶ冷えるようになり、
だんだんと冬が近づいている感じがしますね。
冬の寒さ・・・私は本当に苦手です。
寒くて体が動かなくなって、家から出るのが嫌になってしまいます。
いっそ、冬眠できればいいのに・・と毎年本気で思います。
そんなこれからの時期ですが、とても楽しみなことが一つあります。
それは、‘夜空’です。
冬は一年にうちで最も空気が澄んでいるので、星が一番きれいに
見えるのだそうです。
幼稚園の頃、母に星座の本を買ってもらって以来、私はすっかり
星が大好きになってしまいました。
あまりに好きで、祖父が望遠鏡を買ってくれたこともありました。
あの、真っ暗な夜空に広がる何千(何万?何億?)ものキラキラした
光の粒は、ずっと眺めていても飽きることがないのです。
そして、なかでも一番最初に本で見た冬の星座が、とくに親しみが
あって好きです。
毎年、秋の初めに空を見上げて、東の空にオリオン座を見つけると、
「ああ、今年も冬がやってくるんだなぁ・・」としみじみ思います。
そして真冬の帰り道、空を眺めながら帰るのがとても楽しいです。
オリオン、おおいぬ、こいぬ、冬の大三角形、
それから、おうし、すばる、カシオペア・・・
夜空の星々は、はるか彼方にあるので、光が地球に届くまでに
何百万年(なかには億!)とかかるそうで、今、私たちが見ている
その姿は何百万年も前の昔の姿なのだそうです。
そして、いまの姿が地球に届くのは、また何百万年も後になるそうです。
もちろん、その頃には自分は生きていないわけで・・・
とても不思議な気がします。
そんなことを考えつつ、順番に眺めながら歩いています。
時々、人とすれ違うと(ちょっと怪しいと思うので)恥ずかしいのですが。。。
毎日、また毎年、変わらず同じ姿で光っている星々を見ると、
なんだか安心します。
悩み事などあるときでも、そんなことはどうでもいいような気持ちにもなれます。
暗くて寒い、大嫌いな冬の帰り道ですが、空が晴れている日だけはちょっと
別世界です。
お家までの道が急ぎ足になりがちなこれからの季節ですが、
みなさまも立ち止まって、少し空を眺めてみてはいかがでしょうか?