2009-07-05
グゥとトシオの晩餐会
宵の口に、妹の犬がグーグー唸り始めました。
グ~ウッ、グ~ウッ、グゥ~~~グゥ~~
と、何かノドに詰まったような、発作のような、
とにかく1分以上は「グゥの音のお披露目会」だったので、
心配になり、駆け寄りました。
大丈夫?大丈夫?と背中をトントンしつつ、
後ろにいた父にむかって、「どうしよう?」と振り返ると
なぜか父は、目を細くしながら、満面の笑顔で
「…気持よさそうだな~」
と言いました。
混乱とはこのことか、というくらい私は頭が真っ白になったのですが
そんな私の様子を察知したのか、父はさらに、たたみかけました。
「…猫だって、気持ちいいとグルグル喉鳴らすだろ?」
その間も、犬は、しわくちゃな顔に、最大限のしわをよせて
グゥ~~~~ッ、グゥ~~~ッ
と唸っており、まるで毛という毛から、汗の粒が見えるかのような苦しみっぷりでしたが
それでも止まらぬ、父の幸せにあふれる笑顔に
私はなんだか不謹慎な笑いがこらえきれず …。
犬の背中をトントン叩きつつ、
半笑いで「大丈夫?フッ、大丈夫フフフフ??」
と、明らかにナメた対応をしてしまいました。
治りました。
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