キタミ催事記〜福岡2015後編〜
2015年11月に訪れた「福岡催事」の日記、後編です!
前半はこちらから♪
唐津ボートからの帰り道、ふと気になる公園を目にしたキタミは、
せっかくなので記念撮影を試みました。
人っ子一人いないので、タイマーでセルフィー。
カメラを岩の上に置いて、30mくらいダッシュからのセルフィー。
(中央にご注目)
だだっ広い公園で、小さなベンチに3人ぴったり寄り添う像。
近寄ってみましょう。
角度や表情、アップしてもぶれていないかなどを
確認して、3度くらい走ったりポーズを取ったり。
駅とボート場間、往復30分のウォーキングより、断然疲れました。
では、次なる目的地へ!
まずは唐津駅からタクシーで、桟橋まで向かいます。
ここからは、なんと苦手な海を前にして…
勇気を出して、小型船に!!
この時、たまたま一緒に乗り合わせた方達がいて、
そのおかげで、船の甲板に一人という拷問は免れましたが…
天気が悪い。予想以上に波がたつ。スピードも案外速い。
足もとでバッシャバッシャいう。
そんな私に追い打ちをかけるように、LINEがピコピコ鳴りまくり。
鬼ディレクターからの名指しダメ出し祭りがスタート。
一人また一人と、作家が撃沈していくこと、およそ10分。
ようやく目的地の「高島」に到着しました。
ズタボロの心で埠頭に降り立つと、
すぐに目に飛び込んできたのが「宝くじ売り場」。
そう、ここには「宝くじが当たりますよ!」というご利益があることで有名な
その名も「宝当神社」というスポットがあるんです!
歳末ジャンボはもちろん、数多くの宝くじやギャンブルに目がない人たちの、
「藁をもすがる」的な聖地なんだとか。こりゃあ行くしかないでしょう。
実はこのために、先ほどの唐津ボートで舟券を仕込んできたってわけなんですよ。
さぁ、久しぶりの大当たりがくるか…??
ガクブルの体も、一気にテンションアップです。
わくわくしながら、その肝心の神社に向かって歩いていきました。
が、途中の売店から、もう、
「この宝当袋(キラキラの巾着袋)にクジを入れて拝めば間違いなし!」
「お守り!」「お札!」などなど、とにかく店頭で、
「金」という文字が踊りきっています。
ここまで財布にがぶり寄られると、呆れを通り越して、
一種のアートに見えてくるから不思議です。
中でも、他店と一線を画していたのが、こちらの野崎酒店。
店先には、たくさんの猫・猫・猫!
っていうか、商品の上に、堂々とオン!
そして「かわいい〜」と私が一歩前へ出ると、
お店の中にいたおばちゃんが嗅ぎつけ、足早にこちらに歩み寄り、
猫のおやつを手に、商売トークを始めました!!
「こっちが福ちゃん。こっちは当たる。この子はかねちゃん。
はい、立って拝みますよ〜。あたりますように〜。」
なんということでしょう、猫の名前が全部 ¥ 関係なのです!
(なおかつこの子たちは、全員家族らしい)
ところがどこからともなく、真っ黒な子が1匹、おやつを狙ってやってきました。
「この子も家族なんですか?」と聞いたら、
「その子は向かいの子…」とサラッとあしらわれました。
その後、¥一家 VS 黒猫 のおやつをめぐる戦いが始まりましたが、
やはり多勢に無勢、黒猫は諦めて帰って行くことに…。たくましく生きろよ…。
ガシガシ撮影させてもらったので、そのままというのも忍びなく
せっかくなので、こちらで、噂の宝当袋を買わせてもらうことに。
(思うツボ)
すると、先ほどの猫たちの1匹にコシコシ袋をなすりつけ、
「はい!これで当たりますように!」と渡してくれました。
ただでさえ店内の猫臭はかなりのものだったんですが、
その上の「追い猫」。プロフェッショナルです。
最後まで、猫好きにはたまらない演出に徹していました。
そしていよいよ、参拝です。
「宝当神社に行く前に、奥の神社にも立ち寄ってね!」
と案内板に書いてあったので、まずはそちらへ。
「塩屋神社」。
これぞパワースポット、といった雰囲気。
鳥居の上に、小石が積み上げてあるんですけど、なんなんでしょうか…。
ちょっと現場では突っ込めない感じではありましたよね…。
山の中腹にあり、少し場所も奥まっているからか、
みなさん宝当神社のみで、あまりこちらには来ない様子でした。
でも、私の中には「舟券を当てないと、日記が盛り上がらない」という
謎のプレッシャーがあったので、真剣に参拝させていただきました。
さて、こちらがその後寄った、「宝当神社」。やはり賑わっていました。
お守りも、「勝つぞ、当てるぞ」と欲がみなぎっていて、
なんだか、お腹いっぱいといった感じでした。
ということで、これだけ長い期間放置してしまったということは、
結果もお察しですよね。はずれました。
気を取り直して。
せっかく唐津まできたので、「これっ!」というものも
一応おさえておきたい…と思い、駅前へ。
ところどころ歴史的な建造物なども眺めつつ…。
呼子が近いこともあり、イカ刺が絶品ということは知っていたので、
ひとまずお店を探すことに。
透き通ったイカが食べたい…透き通ったイカ…生ビール…。
でも、あいにくこの日は月曜日。
(そもそも、催事明けの翌日はたいてい月曜日なのですが)
どの店もどの店も、閉まってる…。
微妙な時間帯ということもあり、全然開いているお店が見つからない。
舟券ははずれる。イカは食べられない。
となると、今回得たものは、頑張ったセルフィーと猫臭くらいじゃないか…。
けっこう長いこと探し回っていたので、諦めるに諦めきれず、
「この際、海産物でありさえすればいいや…」と
駅前でようやく見つけたのが、チェーン店らしい回転寿司屋さん。
築地の本マグロに赤丸いただきました!
東京かい!そしてマグロ食べないんかい!
こうして、私の福岡催事は、実に尻すぼみに幕を閉じました。
お留守番してくれていたマグロへのお土産は、
唐津のゆるキャラ・カラワンくん。
《今回のおまけ》
チャミへのサプライズは、なつかし「写るんです」。
好きなように撮影して、最後の1枚は集合場所に取っておいてもらいました。
プリントアウトしたまま半年になっていたので、急遽アルバム作りに励みました。
現像してみると、どれもチャミらしい温かな写真ばかり。
私の1番のお気に入りは、このお花!