中華街に来てから3年
久しぶりにブログを書きます。
先日、恥ずかしながら初めて港の見える丘公園へ行きました。
ROUROUから近いからいつでも行けるでしょ?と甘く見ていた自分。
その「いつでも」がなかなか難しかったりします。
でも、この所、お客様から「行ってきましたよー!」聞いたり、歌手の日野美歌さんのライブで
港が見える丘聴きながら浸り、、一体この場所はどんなところなんだろう?と
だんだん興味が強くなってきた私はとうとう人生初めて港の見える丘公園へ。
お天気が良かったので、東京タワーやスカイツリーが見えました。
もっと早く足を運んでいれば、遠方から来たお客様にも
教えることができたのにー!と思いながら、この場所にきたら
急に思い出したのが「魔女の宅急便」でした。
早速借りてみたところ・・・
些細なところで涙、涙、涙がでる!
初めて観たのは小学生の頃。
確か、地元の文化会館的(笑)な場所で友達と観ました。
ユーミンが歌うオープニングの「ルージュの伝言」を聴いてこれから始まる物語に胸が高まり
エンディングの「やさしさに包まれたなら」を聴いて子どもながらになんか安心したり。
それからも何度か観ていて、ストーリーも頭に入っているのに
何故こんなに涙が出るのだろう??
修行に出る前、お父さんと抱き合う姿、
明るいオソノさんとの出会い。
買い物行く途中、自分よりお洒落な女の子とすれ違ってちょっと不機嫌になる顔・・・
比べちゃったり、自己嫌悪になったり・・・、素直になれなかったり・・・。
どこかキキを見ていると、これは、もしかしら・・・私の中にもある感情なんだと思い知らされる(笑)
キキが魔法を使えなくなり、自信を無くし、人の優しさに助けられ
乗り越えて行く姿、最後トンボを助けに行く姿に、
一生懸命な姿に心が打たれ涙が止まりませんでした。
初めは街の人たちに受け入れられなかったキキも
最後には街の人が団結してトンボを助けるキキを応援し、受け入れられていく。
子どものころに出会った「魔女の宅急便」と
大人になってから出会った「魔女の宅急便」。
泣いたのは自分の中で重なる部分もあったのでしょうか(笑)
ROUROUに入社したのは今から7年前。、
ROUROU中華街店で働くようになってから3年。
皆様ご存知の通り?!私は2013年までROUROU新宿店の店長だったので
中華街よりも新宿で働いていました。
当時30才。右も左もわからないまま初めてアパレルの店長になった私は
毎日がいっぱいいっぱい。
何度も何度も自信を無くす出来事があり、友人達には
泣きながら何度も電話をしていたそうです(笑)
今では笑い話。
まだ色々と尖っていたのと、目が今よりもなんだかシャープ(笑)
その中でも、ROUROUスタッフの支えや、他のショップさんの店長さんや
丸井の社員さんに助けてもらったり・・・
いろんな出来事を思い出します。
その後、新宿店が閉店し、
中華街に来てからというもの、お客様も初めての方ばかり。
その上、お店に中にいても大きな声で話す
中華街の人々の会話に「おやおや、誰か怒っているのか」とびっくりして外にでたら
笑いながら話していて、慣れない自分がいたり
中華街の人もなんだか新米が来たみたいな、
よそよそしく感じ、
人の流れも、新宿店との流れも違うし、いろんな距離感を感じ・・・
寂しくなってしまったこともありました。
でも、今は中華街に来ても寂しくありません(笑)
初めは挨拶をしてくれなかった配達の人も、向こうから
ニイハオと挨拶してくれるようになったり
(ニイハオ以上の会話をしたら、会話が成り立たないのでニイハオのみ!それで3年持っています)
「ンー、ニイハオ~シェーシェ~無問題~」の3つのみ、中国語と日本語のミックス攻撃で
で何言ってるかわからないけれど
360℃同じ会話でも、なんだか話が通じ合ってしまったり
お店でランチした後、
帰ろうと思ったらもうお腹いっぱいなのに、まかない作ったから
食べろと家族経営のお店で一緒に食べたり、
関帝廟と媽祖廟のスタッフさんとはほぼ全員顔見知りになり、
お店にも遊びにきてくれたり
お腹減ってるだろうと、パンを持って来てくれたママさんもいたり、
可笑しなことを言って、笑わすおじさんがいたり。
誰に挨拶されているかわからないけど、誰かに挨拶することもしばしば。
多分向こうも分かってないケースもあるのでお互い様(笑)
ただちょっと寂しいことも。
可愛い中国人の女の子が近所に住んでいて
いつも挨拶をしても恥ずかしいのか下を向いてしまうのですが、(お母さんが代わりにニッコリしてくれます)
でも、お店に来て歌の披露をしてくれたり半年間めげずに挨拶をしたら、学校から帰ってきた後、
ドアのところで、ただいまー!と向こうから手を振って挨拶をしてくれるようになった事。
ちょっと心を開いてくれたようで
嬉しかったのですが、最近見かけないな・・と思っていました。
気になったので、中国人のおばちゃん(声がミッキーマウスに似ている 多分このブログ読んでないから言っても大丈夫)に、聞いたところ
ミッキーの声で「チュウゴクカエッチャッタヨ。モウズットカエッテコナイヨ サビシイネ」
なんだか、いきなりの別れで寂しいな・・・と思いましたが
人生には出会いと別れの繰り返しという言葉もある通り、そうですよね♪
またあの女の子に会えるかもしれないし。
色んな事があるけれど
前向きに笑顔を忘れずに、1日1日を過ごしていきたいです。
久しぶりに新作紹介では無いブログを書きました。
新作の方では、チャイナ釦アオザイカットソーが入荷しています。
明日にはアップできるかもしれません♪
お楽しみに~^^