たった一人の秘宝館~押入れの匂いと過ごした2時間~
★あらすじ★
もう4ヶ月くらい前のことになりますが…
長崎・佐賀への旅を敢行したキタミ。
今回は、いよいよあそこに…!!感動の旅行記(?)最終回!
★★★★★
長崎から1時間半。
ようやく辿り着きました、今回の旅の目的地。
佐賀にある、全国屈指の秘宝館。
「嬉野武雄観光秘宝館」
ここが3月いっぱいでクローズと聞いて、まだ一度も行ったことのない私は、
無謀な旅を計画したんでした。そうでした。
まず、場所がちゃんとわかるか、という不安は
この巨大な観音像で打ち消されました。
とりあえず無事に着けたことを感謝して、拝んでおきました。
外観はこんな感じです。
パンチのきいた「御案内」
ただ、ウホウホ言いながら写真を撮っていて、ハタと気づきました。
「一人で秘宝館に来るのは初めてだなぁ」
なんだか急に心が寒くなって、思わずためらいの気持ちも出てきますが、
それじゃぁ往復の飛行機、宿代も報われません。競艇も負けたし…
というわけで、いざ入ってみることにします。
さぁ、想像以上のお化け屋敷状態。
怖い!秘宝館一人って。
平日の真昼間なので、他にお客様がいない。
会話もないので、響き渡るのは蝋人形の動くモーター音と、かすれかかった音声のみ。
怖い!エロ怖い!
でも後悔しないよう、一つ一つのアトラクションをしっかり眺め、
そのアホっぷりに頬を緩め、そんな自分の未来を憂い、たっぷり満喫してまいりました。
(中は撮影禁止なので、詳しくはちょいとググってみてください。
他の方のリポートが出てまいります。)
それにしても、海外にだってたくさん秘宝館はありますが、
ここまで大量に、ここまで情けない秘宝館を有しているのは、日本だけだと思います。
しかしながら、オーナーの高齢化や、「エロ=有害」という時代の波によって
一つ一つ消えていってしまうのは、なんだかとてもさびしい。
そういえば、デンマークのコペンにある秘宝館も、閉館しているようです。
世界的な流れなのか…
というわけで、受付のおばちゃんとたわいない話をした後、
空港にむけて、再び車を走らせたのでした。
さらば、アラビアのエロレンス!
さらば、性技の使者・スーハーマン!
さらば、長崎・オチンチ祭り!
(↑すべて展示物につけられた名前)
この単語に興味を抱いた方、
実はまだゆるーく営業しているとの情報もあるので、ぜひ佐賀まで!
なんか、競艇と車の運転に比べたら、たいそうコンパクトな日記になってしまいましたが、
こればっかりは、ウダウダ私が説明するよりも、
実際見ていただいたほうがいいのであえて!何も言いますまい!
時がたって、めんどくさくなったわけではないのだ!けして!
一応観光らしいこともしましたの図。
ちゃんぽん。
この流れだと、鎮座した牡蠣さえ、エロく見える不思議。