今だからこそ2010年の話…
あけましておめでとうございます!
年始には、たくさんのお客様とお会いすることができ、本当に嬉しかったです。キタミです。
ということで、今年もよろしくお願いしつつ、2010年最強のニュースをお伝えすることと致します。
あれは12月上旬のことでした。
群馬にあるキタミ家前の、細い用水路に、3人の大人が集結したんです。
メンバーは、父・妹・そしてたまたま居合わせてしまった日産の営業さん。
「さぁ、どうしようかねぇ」
飼い犬が用水路を眺めて戻ってこないと、心配して駆け寄った妹が発見したもの。
それは、用水路に落っこちたチワワだったのです…。
ブルブル震えてはいましたが、幸い水深が浅かったことと、
その日の気温が比較的暖かったおかげで、なんとか命は取りとめたようでした。
しかし、「これでもか!」というほどのパニック状態。
妹が用水路に入り、手を差し伸べても、
唸って噛みつくような仕草をするばかりで、埒が明きません。
「よういじゃねぇ。こりゃ、よういじゃねぇ。」
群馬弁で「うまくいかない」「むずかしい」と父は呟きます。
そこで、出た作戦は、以下の通り。
1.妹が、追い立てる。
2.逆方向で、父が虫取り網をスタンバイ。首尾よく捕まえる。
3.日産さんは、見守る。
これで完璧だ。そう睨んだ一同は、早速、1・2・3の掛け声とともに…
「おりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
なんということでしょう。
先ほど作戦をたてたことがウソのように、父はフライング。
手に持った虫取り網で、一発生け捕りに成功したのです。
その瞬間、
「ギャワワワワワワワワワワワ!!!!」
エンジンがかからないバイクのように、一層けたたましく吠えるチワワ…
網の中でこんがらがったチワワは、力いっぱいに暴れまわります。
と~れとれ、ぴ~ちぴ~ち、カニ料理~♪
2秒後、ようやく網から解き放たれたチワワ。
が、どうしていいものかわからず、車通りの激しい方向に走って逃げようとしました。
「危ない!」
ことの顛末をハラハラ見守っていた日産さんは、
すかさず着ていたジャンパーを犠牲にし、覆いかぶせ…
捕獲終了~~~!!
ところで、すでに2匹の闘犬がいる我が家は、定員いっぱい状態。
首にヒモを巻いていたこともあり、保健所へと預けることにしました。
願うは一つ。
「飼い主さんが現れますように…」
それから私は、毎日保健所のHPをチェックしました。
くたびれた表情で写真に納まるチワワ。
「早く見つかりますように…」
そして、保管期限の12月20日になりましたが…
とうとうお迎えはやってこなかったのです。
12月24日、クリスマスイヴ。
我が家(東京の方)に新しい家族が増えました。
「まぐろ」です。
ROUROUは何かと猫の話題が多いのですが…
まぐろ(犬)もどうぞよろしくお願いします!!
※名前は、“父が一本釣りで救助したこと”が由来となっております。
ちなみに、その後動物病院で「チワワじゃないよ!雑種だよ!」と絵描き歌のように訂正されました。