服屋がマスクを作った訳
僕とFacebookでお友達になっている方はもうご覧になったかもしれませんが、今回マスクが出来た訳を書いてみたいと思います。
コロナ時代に服屋の僕たちが何ができるのかについて考えました。
中華街に来る来街者数が9割以上減り、また政府から不要不急の外出を控えるように言われている中でなかなか店舗に足を運んでもらうことはできません。
マスク、本当に手に入らないですよね。
マスクで困っているお客さんがたくさんいるのを聞いて、まずROUROUに余っている布を使いマスクキットを作りました。部屋で過ごすことが多くなっている今、物作りを楽しみながら自分だけのマスクを作るのはもしかしたら喜んでいただける方もいらっしゃるんじゃないかと考えたからです。
パターンもできる限り簡単なものにしました。
ご存知の通り、作ったものはすべて売り切れてしまったのですが、出来上がったマスクはすごく可愛くて、これはファッションアイテムになるかもしれないな、と思いました。キットも良いけど、製品を欲しいという声もたくさんいただきました。
マスクってなんとなくネガティブなイメージがありますよね?
マスク=病気みたいな感じで、本当はしたくないけど予防のために仕方が無くつけている人が多いんじゃないかと思います。
でも、もしマスクがファッションアイテムにまで昇華したら、その日の気分やコーディネートに合わせてマスクもつけることができるし、不安になることが続き鬱々しがちな日々も少しだけ楽しくなるんじゃないかなと考えました。
身につけるだけで気分が明るくなり、ポジティブな気持ちになるのがファッションの力だと思います。
ですから、マスクも服を作るのと同じように作って見ました。
繰り返し洗って使えるのも環境に優しく経済的です。
サージカルマスクほどの機能はありませんが、メディアでも報道されている通り布マスクでも飛沫の拡散を防いだり、咳エチケットの機能は十分あるようです。不織布マスクの上につけても良いと思います。
一日も早く平穏な日々が戻ったら良いけど、もうしばらくはマスク生活とおつきあいが続きますよね。
「明日はどの柄のマスクを着けて出かけようかな」とマスク生活そのものを楽しく感じてもらえたら、服屋として嬉しいなと思います。
みなさんはどんな柄が好きですか?(*^_^*)