
多文化共生の町・山下町の夏祭り
今日はROUROUとは直接関係ない話です。
先週、山下町の夏祭りが無事に終わりました。
4日間、燃え尽きました……!
腰がやばいです。やっぱり歳ですね。。。(汗)
実はあまり知られていないかもしれませんが、僕、山下町町内会の副会長をやっています。
横浜中華街を抱えるこの町は、「日本最大級の町内会」なんだそうです。(だって山下公園も“山下町”ですからね)
このエリアの広さと多様性は想像以上なんです。
町内会の前身まで遡ると日本最古クラスの歴史を持つそうです。
そして、特徴的なのは外国人比率が多い町だということ。横浜の中で一番外国人が多いんだとか。
今年の祭りは、初日にカラオケ大会からスタート。老若男女が本気で歌い上げ、公園がフェス会場のような盛り上がりに。
事前エントリー制で、参加者みんなガチ。子どもたちのダンスから始まって、ラストはまさかのプロ級バトル状態。中区の区長や地元の校長、銀行の支店長なども出ていただいていて、年々レベルが上がってきています。
のぼり旗やうちわなど衣装を揃えた応援団も毎年派手に名物になってきています。
2日目と3日目は恒例の盆踊り大会。中華街らしく獅子舞や龍舞がゲストで登場し、和と中華が一緒に踊る、ここでしか見られない風景が広がりました。
今年は海外出身のボランティアの方々にも多く手伝ってもらい、踊りの輪の中には町民なのか観光客なのかわかりませんが、英語、中国語、あと何語かわからない言葉など、様々な言葉が飛び交っていました。
なんと山下町・町内会の夏祭りには中華街が誇る中華獅子が出ます。子ども達が一生懸命獅子を踊ってくれました。
夏祭りに中華獅子舞が出る町は他にないんじゃないでしょうか?
4日目は御神輿と子ども山車が登場し、中華街のど真ん中を担いで進む伝統行事に町全体が沸きました。
関帝廟や牌楼などの風景の中を「中華街」と書かれた法被を着た担ぎ手たちが日本の伝統的な神輿を担いで進む絵は圧巻です。
この町は多文化共生の町だということを改めて実感しました。
沿道の方々が手を振ってくれたり、一緒に写真を撮ったり、お祭りも町内のたくさんのおじいちゃんおばあちゃんたちにもお手伝いしてもらい、世代や国籍を超えた交流がたくさん生まれたことが印象的です。
全然関係ないですが、町内会のロゴ、実は僕がデザインしました。歴史ある町のロゴをデザインさせてもらえたことはとても光栄です。
中華街発展会(商店街組合)の副理事長時代ももちろんやりがいは大きかったですが、町内会としての活動は、商売の損得とは関係なく、そこに住んでいる人たちの暮らしに寄り添うもの。だからこそ得られるやりがいやつながりがあって、やっていて本当によかったと思います。
この町に、こんなにも多くの人が住んでいること、そして横浜市内で最も外国人居住率が高いエリアであることも、この活動を通じて初めて知りました。
来年もこの町ならではの文化が混ざり合うお祭りを、もっとたくさんの人に知ってもらい、たくさんの方達と一緒に作っていけたらいいなと思っています。(来年は某有名アーティストをすでにブッキングしてます)