2005-08-16
生活音の優しさ byアヤノ
生活には、「音」がつきもの。
ここでいう「音」は音楽ではなく、
単純にドアを閉める音や、水を流す音、掃除機をかける音。
そういう、生活の営みから発生する「音」です。
じぶんにとって「音楽」も「生活音」の
どこか延長のようなところがあり、耳を傾けていることが多いような…。
8月6日移転オープンした新代官山店は、マンションの一室にあります。
旧店舗のような商業ビルではなく、人が生活する空間の一つを借りているので、
周りの家からの「生活音」ももちろん店に入り込んできます。
赤ちゃんの鳴き声、ドアの開け閉めの音、そういう音が優しく届く。
なので一人で店番していても、なんだか守られているようで寂しさはそんなに感じないのです。
人が生活をしているというぬくもりがある、場所と「音」のおかげ。
ちなみに、店内でかけている音楽もちょっと「生活音」を意識して選んでいます。
人の笑い声、雨音、ピアノ、犬の鳴き声。
そんなさりげないやわらかな「音」を使った曲は、「隠れ家」にはよく似合う気がします。
新代官山店で耳を澄ませてみてください。
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