彼岸花
今回のSHOWでは、また新柄のプリント柄を作ってみたのですが、
主に3つの花をモチーフにしました。
それは蓮、バラ、彼岸花です。
蓮はROUROUのメインモチーフとして、いつも使っている花で、
もうみなさんにもおなじみですよね。
今回の蓮のプリント柄はちょっと60’sっぽいイメージでMAKIが
デザインしてみました。
あと、バラと彼岸花は共に秋の花です。
バラの方は人気者で、いろいろなモチーフに使われ、頻繁に見かけますが、
彼岸花の方はあんまり世間でお見かけすること、ないですよね。
秋のお彼岸の季節に、お墓のそばで咲いたりして、なんとなく
陰気なイメージがするせいか、根とか球根に微量の毒があるせいか、
昔からあんまり世間の脚光を浴びることはありませんよね。
でも、よく見てください。
この花、本当にキレイです。
目立たないところで雑草に混じって、風にゆられながら細い茎で
大輪を一生懸命支えている姿はとてもけなげだし、一つの茎から
放射状にいくつにも枝分かれして、外に向かって花を咲かせる姿は、
よく見れば見るほど本当にキレイなんですよね。
まるで真っ赤な花火が、そのまま花になっちゃったみたいです。
また、上品な花びらの赤が周りの雑草や青空を補色に、
よく映えるんですよね。
普段は誰も気がつかなくて、目も向けないような身近なところに
意外に素敵なモノや美しいモノってあるんですよね。
人にもそれぞれ個性があって、それぞれいいところがあるのと同じ様に、
花にもそれぞれ個性があって、それぞれみんな美しいんです。
バラはバラで美しいですけど、人気があるとかないに関係なく、
彼岸花にはどの花にもない美しさがあるんだと思います。
ROUROUでは今回バラも彼岸花も同等に扱っています。
むしろ、彼岸花の方をメインで使っているくらいです。
普段はスポットも当たらない花に、スポットを当ててみました。