2006-07-29
くるまで待ってろ!
ようやく関東地方にも夏らしい日差しが照りつけ、例年よりも
ちょっと遅いですが、いよいよ夏本番とういう陽気になりましたね。
この季節に思い出すのは、幼い頃の夏の思い出です。
最近でこそ、足が遠のきましたが、僕は小さい頃から海が大好きでした。
常夏の国、シンガポールに住んでいた頃は、毎日の様に学校から帰ると
黄色い海パンに着替え、住んでいたマンションの目の前の海へ
遊びに行っていました。
帰国してからも、夏は海に家族や友達とよく遊びに行っていました。
中でも夏がくると楽しみだったのは、親戚の叔父さんのヨットに
乗せてもらう事でした。
ヨットのデッキに寝そべりながら見た江ノ島の花火や、
沖合いに停泊したヨットから飛び込んで、海岸の岸辺まで
アイスを食べに行った事を今でも懐かしく思い出します。
いつものように、一通り遊び終えてヨットから降りた僕に、
父が「来るまで待ってろ」と声を掛けました。
ヨットに積んであるものを取りに行った父を、駐車場の入り口で
ずっと待っていましたが、いつまで経っても我が家の車が来ません。
しばらくすると、駐車場に車がほとんど無くなり、駐車場も閉まってしまいました。
車が止めてあった場所まで行くと、どうしたことか、その場所には
なんと車がありません!
僕は日の沈む江ノ島で、海パン姿で立ち尽くしてしまいました。
(つづく)
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