エライ人の共通点
エライ人にまったく縁が無かった僕たちですが、
ROUROUを始めてから、仕事を通じてエライ人とお会い
する機会が増えました。
エライ人に会うと、まるで自分はまだまだ未熟でダメな
人間だなとか、どうして欲が無いのにみんなエライんだろう?とか、
凡人の僕は複雑な気持ちになります。
誰も思いつかないような、驚くようなやり方やアイディアで
チャンスを掴みます。
たくさんの成功の影に、数え切れないくらいのたくさんの
失敗があるんだよと、エライ人たちは口を揃えます。
話をするのが上手で、口を開けばすぐその人の魅力に
とりつかれます。
ココで言う「エライ」というのは、ただのお金持ちとか、セレブだとか
そういう事を言っているわけじゃありません。
各業界で時代を築いてきた「エライ」人たちです。
たとえば前にもお話した事のある、資産家のQ先生は
投資家の間では知らない人はいない大先生ですが、
本人は会ってみると分かるのですが、まったくといって
いいほど、お金の匂いがしません。
欲が少なく、少年の様なキラキラした目をして、これからの夢を
語るおじいちゃんです。
それから、公私ともに何かとMAKIの面倒を見てくれている、
某モデル事務所の女性社長。
日本にまだモデルという仕事が確立していなかった頃から
モデルエージェンシーを立ち上げ、外人モデルブームをつくり、
ファッション界を人材という側面からリードしてきた、ステキな方です。
それから、上記モデルクラブの社長に紹介してもらった久田尚子さん。
文化出版局の『装苑』や『ハイファッション』などの編集長を
歴任した後、東京ファッションデザイナー協議会の議長となり、
東京コレクションの開催を始めた、ファッション界では伝説の人です。
オシャレが大好きで、オシャレはその人の人生そのものなのよ、と語る
久田さんは、オシャレと同じくらいお酒が大好きで、
少し毒のある口調さえ聞く人を心地良くする不思議な女性です。
数日前にお会いした人もエライ人でした。
数々の海外ブランド、海外アーティストの販売ライセンスを
持つI.Tさん。
世界中の一流セレクトショップに商品を卸し、原宿の一等地に
オフィスを持っています。
アートやファッションが社会に出来ることを真剣に考え、
自腹を切って巨額のお金をかけ、海外からたくさんの
まだ無名のアーティストを呼びよせ「untitle」というアートイベントを
東京で組んだ、東大出身のすごい人です。
きっとお金持ちなんだろうけど、自分に厳しく、心に脂肪が
ついていない、まるでボクサーみたいにストイックな人です。
おカネなんて、どこかに行くための切符みたいなものだよ。
切符だけ持っていたってしょうがないでしょって、サラっと言います。
いろんな人にお会いして、エライ人に共通する事をいくつか
見つけました。
みんなに反対されても、自分を信じてやり遂げる強い意志と
勇気があること。
何度失敗しても、何度でも立ち上がる、不屈の精神があること。
いつでも持っているものを全て失ってもかまわないという
「覚悟」が出来ていること。
社会的な意義を真剣に考えているということ。
見た目が実年齢よりも若く、目がキラキラしていること。
笑顔がステキなこと。
社会的地位や年齢や性別、国籍に関係なく分け隔てなく人と
付き合うこと。
なかなか僕には真似できないことばかりですが、でも、いつか
こんなステキな人たちに一歩でも近付けたらいいな、と
目標にするような人たちです。
みなさんの周りにエライ人はいますか?