流され隊に入って流されたい!
昨日、日頃からお世話になってる編集者(通称:浜さん)が、
知人を連れてお店に遊びに来た。
その知人はなんとROUROU上海店がある頃にウチにも
取材に来た事がある上海在住の女性編集者だった。
世間ってなんて狭いんだろう?
仕事で知り合ったのかと思ったら、どうやら違うらしい。
どういう関係かと言えば、「流され隊」の
隊長と隊員の関係だという。
「流され隊」とはライフジャケットを着て、急流の川を
ただ流されるだけの遊び。いたって単純明快。
隊長編集者の浜さんが考案した。
この浜さん、子供みたいな人で、今でも山奥に
基地(通称:浜小屋)を
持ってる。
基地は子供の頃の男の子の夢だ。
自分一人で廃材とか集めたり、近所の材木屋に
もらったりして建てたらしいけど、立派な二階建て。
屋根裏もある。ベッドの代わりにハンモック。
執筆デスク(もちろん手作り)もある。
電気がないから、夜の明かりは空き缶を使った松明。
灯油を入れて使う。
休日は浜小屋で犬と一緒に過ごすらしい。
総工費はたったの25万円!!
浜さんは十分エライ人だから、お金が無いわけじゃない。
遊び心はお金で買えない事をよく知ってるんだと思う。
雑誌とかにたまに載ってるから、知ってる人もいるかも
知れないけど、有名になるためにやってる訳じゃない。
遊びを仕事にして、仕事が遊びの魅力ある人。
そんな人にはいろんな面白い人が集まって来る。
浜さんはあの日本昔話を編集した人だ。
日本昔話を知らない人は少ないと思う。
遊び心があのロングセラーの名作を生んだ。
そういや僕も浜小屋に遊びに行ったりするだけで、
一度も仕事した事ないな。
そんなことは浜さんにとって大した問題じゃ無い。
僕もあんなオトナになりたい。
もう十分オトナだけど。
毎年誘われても、一度も行けた事がなかったけど、
今年は絶対に「流され隊」に入隊しよ。
流されながら見る青空は最高らしい。