ROUROU波瀾万丈物語
先日のブログでお店オープン当時の苦労を少し書きましたが、
今日はROUROUの過去のピンチについてお話ししたいと思います。
お店って仕入れて売るだけでも大変なんです。
でも、世の中に売りたいモノが無かった僕たちは、売るためのものを
「仕入れる」のではなく、売るためのモノを「作る」という
選択をしてしまいました。
素人って怖いですねー。
これがまた、ほーんと大変でした。
あんまり大きな声では言えないですが、ROUROUは過去に3回ほどお店が
なくなりそうなピンチがありました。(←これ、ホント)
ま、社長の経営資質がないと言えばそれまでですが…
なんと、そのうちの1回目はオープンの翌月でした。
つまり、12月にオープンして、1月にはもう閉店せざるをえないような
状況だったんです。
12月11日にROUROUはオープンしました。
開店直後ははたくさん知り合いが来てくれました。
お正月は関帝廟にお参りに来た観光客の方が物珍しさで、お土産を少し買って
くださり、なんとか売り上げを作る事が出来ました。
でも、それっきりでした。
お正月が終わると、ぱったりお店にお客様が来なくなりました。
オリジナルで商品を作っているという事は、商品が売れなければ、
仕入れのお金も用意できないという事です。
たとえ、なんとか売れて、仕入れのお金が準備できたとしても、
商品を作るのには当然時間がかかります。
問屋さんに電話して、「あの商品、売れたからあと5枚くらい送っておいて!」って
訳にはいかないんです。
商品を発注してから、最低でも1ヶ月、通常2ヶ月以上かかります。
前にも進めない、後ろにも下がれないというような状況が続きました。
まあ、ここから先の話は長くなるので、また今度気が向いたら書きます。
発想の転換やラッキーが重なり、なんとか1度目のピンチを乗り越えられました。
きっと皆さんが考えているよりも、お店の命って儚いものなんです。
これはネガティブな発想とか諦めとかではなくて、「覚悟」の問題です。
たとえどうなっても、すべてを受け入れる「覚悟」がないと、何事も継続できません。
数々のピンチを乗り越えて、今までなんとかやってくる事ができました。
これもひとえに買って下さるお客様がいるおかげです。
買って下さるお客様からいただいたお金がスタッフのお給料や、
可愛い商品になるんです。
僕はお客様からいただくお金は、ラブレターだと思っています。
皆さんの一人一人の思いが、ROUROUを支えています。
この12年、スタッフにも支えてもらってきました。
きっと経営者の能力がないと、スタッフがしっかりするんですね。
ROUROUにはお金にはあまり恵まれてきませんでしたが、スタッフには
ずっと恵まれてきました。
これには本当に感謝です。
変わらない事も大切です。
でも変わらない為に変わる事も、大切です。
続けて行くには変わる事、変わらない事、その両方が必要なんだと思います。
世の中の進化のスピードに、器用についていく事は出来ないかもしれませんが、
どんな環境においても、「らしく」ありたいと思っています。
これからも「ROUROUらしく」、みなさんの生活をタンスの隅でサポートして
いきたいと思います!
12周年パーティで、これまでのROUROUの軌跡をみなさんとお話
しなたら一緒に振り返れたらうれしいです!
是非いらしてください!!
昔の僕▼(なつかしー!)