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制作風景
2015-08-24

ROUROUが手描きのパターン使う理由

カフェの店番しながらこれを書いてます。
お盆も終わり、これから少しずつ天気も崩れそうなので、今日のカフェはのんびりでした。
それでも近所にお住いの方やお勤めの方、ロウラーさんなどが来てくださいました。
感謝です。
今までのサイトではPCからしか、ブログをUPできなかったので、UPする機会がどんどん減ってしまい、手軽に更新できるfacebookの方ばかりログインしちゃっていました。
新しいサイトでは、手元のiPhoneから更新できるので、とても便利です。
最近、スタッフやマキのブログの更新の機会が多いのはそのせいです。
これからもどんどんUPしていきたいと思います。
さて今日はパターンの話をしたいと思います。
服を作るには必ずパターン(型紙)が必要です。
ほとんどの方がだいたいの事はご存知だと思うので、詳しい説明は省きますが、要するに服を作る為の設計図の様なものだと考えてもらえればだいたいのところ合ってます。


服の良し悪しはもちろん縫製をする職人さん腕によって左右されますが、服のシルエットはパターンによって決まると言っていいでしょう。
パターンとひと口に言っても手描きのモノとコンピューターCADによるものがあります。
まあ、どちらも同じと言えば同じなのですが、ROUROUではほとんどのパターン手描きパターンを使ってます。
今はほとんどがコンピューターCADによるものがほとんどだと思います。多分9割を超えているんじゃないでしょうか?
コンピューターCADの方が便利場合が多いです。
工場とのやりとりの中で、数十を超えるパターンパーツの一部を紛失してしまう事もしばしばあるのですが、コンピューターCADならデータが残ってるので、紛失したパーツをプリントアウトしてまた工場に送ってあげればいいだけです。
というよりも、大きな工場ならプリントアウトすら必要ありません。工場プロッターがあるので、Eメールでまたデータを送ってあげるだけです。
海外にパターンを送るのもメールでポチ。
高い送料を毎回使って送るのコストを節約できます。
何度かパターンを使っていると、しわくしゃになったり、破けてしまうこともあります。その時もコンピューターCADなら、パターンを丁寧に扱う必要はありません。
丁寧に扱うどころか、使い終わった後捨てたっていいくらいです。
でも、なんで僕たちが手描きのパターンにこだわっているかというと、メインでお願いしているパターンナーさんが手描きだというのもあるのですが、いくつかの外注先に頼んだ結果やっぱり手描きがいいなーと思ったからです。

例えばパターンをよく見るとこんな走り書きが…


「ギャザーを細かくきれいに寄せる」

そんなこと言われなくたってわかってるよ!(`ε´)って工場の方は思うかも知れませんが、それでも裁断する人も縫製する人も、この走り書きがチラっと目に入ったら、やっぱり丁寧に仕事すると思うんです。

わかりにくい箇所はこんな風に。


もちろんCADでも同じように書けるんですけど、なんかやっぱり違うんですよね。

デジタルや自動がいい場合だってあるし、僕たちもその全てを否定するわけではするわけではないのですが、うまく伝えられませんが、 パターンについてはやっぱり手描きには手描きの良さがあるなーと思ってます。

もちろんCADで引いてもらう場合もゼロではないんですけどね。

今日はみなさんが普段目にすることのないパターンについてお話してみました。