ため息が出るほどに・・・
『花様年華』、『2046』、『エロス 愛の神-仕立て屋の恋』エトセトラ。
ウォン・カーウェイの映画には芸術的に美しいチャイナドレスがたくさん登場します。
高いカラーに、体のラインにぴたっと沿うつくりのチャイナドレスは、
曲線美を演出する小道具。
美しいカラダに映える美しいドレス。
映画で出てくるチャイナドレス、素材や生地どれもため息がでるくらいエレガント。
昔「魔都」といわれていたころの上海や香港では、上流階級の
マダムが普段から美しいドレスを着ていたんでしょうね。
今は中国でチャイナドレスを普段着として着ている人はほとんどいないだろうけど・・・。
そういう古い時代を時代背景にセッティングしていることが多いからか、
ウォン・カーウェイの映画のヒロインはチャイナドレスを普段着として
着ているパターンが多いんです。
映画に出てくるどのドレスにもうっとり。。
特に、『エロス 愛の神』に入っている短編映画『仕立て屋の恋』でのコン・リーの衣装。
ビーズや刺繍をあしらった華やかで、かつシックなドレスがほんとに素敵。
チャイナドレス好きには必見の映画です。
内容はタイトル通りエロティックですが・・・(笑)
セクシーを強調しすぎない、ROUROUの梅唐草チャイナドレスも負けないくらい
素敵ですよね。
レトロさと今っぽさがいいバランス。
スタッフの私も、今後のチャイナドレス展開が楽しみなところです。
見て可愛い、着て素敵なチャイナドレス。
普段着感覚では着れませんが、「ここぞ」って時にウォン・カーウェイ監督映画の
ヒロイン達みたく、ぴしっと背筋を伸ばして美しく着たいものです。
(あくまで理想ですが、気持ちだけでも。ね)