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スタッフ
2006-08-29

観劇

先日、劇団四季の“エビータ”を観に行ってきました。
大きい舞台を観に行くのはひさしぶりで、しかもミュージカルは
セリフが歌になるというのがどうも苦手で、ずっと敬遠しがちでした。
しかし、何年か前に偶然、マドンナ主演のエビータの映画を観て、
ストーリーやマドンナの演技に圧倒され、
これはすごい!!!
と思い、いつか舞台でやっていたら絶対観に行こうと、思っていました。
そして何年越しかに、ようやくその日がやってきました。
エビータとは、アルゼンチン元大統領夫人です。
アルゼンチンの田舎町に私生児として生まれ、貧しさと偏見の中で子供時代を過ごし、
その境遇から抜け出してみせるという一心で、15歳で首都ブエノスアイレスに出てきて
女優として活躍、26歳の若さで大統領夫人にまで登りつめた女性で、
その女性の半生を描いたお話です。
貧しい人々からは聖母のように崇められ、
一方では国の財産を私有化したとまで言われた2面性を持つエビータは、
決して善人というわけではなく、また国の経済を破綻寸前まで
追い込んでしまったことも事実のようですが、
彼女の、どんなことをしても絶対に自分の夢を叶えてみせるという思い、
そして、その道を自分の力で切り開いていく姿にはただ圧倒されました。
自分を含め普通の人ならばきっと、自分の境遇を恨みながら、
ただの夢で終わってしまいそうなのに、
(普通の人が大統領夫人なんて本当に夢のような話だと思います!)
なにも恐れずにとにかく行動する!みたいなところが本当にすごいです。
彼女が頂点まで登りつめて幸せを掴んだのかといえば、
そうではなかったようにも思うのですが・・・
この作品を観て、人の思いのものすごさを肌で感じた気がしました。
精一杯生きるということや、本当の幸せ、正しいこととはなんだろう・・・
と、いろいろ考えてしまいました。
憧れというのとは少し違うと思うのですが、彼女のように自分も精一杯輝いてい生きていたい・・・
そう感じられずにはいられませんでした。