Gallery ef
先日、初めてefに行ってきました。
もちろん、『地図にない道』とefのcafeがお目当てです。
まず始めに腹ごしらえをしたのですが、おいしいっ!
オムライスと悩んだあげく、ハヤシライスをチョイスしました。
なんだろう、この味・・・香辛料が効いていて、ちょっと大人なセピア色な味でした。
懐かしいけど、新鮮で、早くもっと食べたい、とはやる気持ちを押さえ込み、
ちゃんと味わって食べたい、ゆっくりじっくり向き合いたい、と思わせるハヤシライスでした。
何を使ってるんだろう。もう一回あのコに会いたい、食べ物なのにこう言ってしまいたくなる
粋なヤツでした。
腹ごしらえを終え(なんで胃袋1個なんだろう、なんで食べ溜めできないんだろう・涙)
奥のギャラリースペースへ。
入り口に敷き詰めてある砂利を踏みしめると、異空間へ。砂利の音が、まるで異空間へ入るための
お清めのようでした。
ジャリ、ジャリ。その空間へのつながりは小さく、頭をぶつけないように、かがんで入るのです。
そして頭をあげた瞬間、不思議な空間が。
今までに体感したことがない、ギャラリースペースが上下に広がっていました。
なんだろう、ここ・・・
現実なんだけど、ちょっと違う。夢でもないけど、現実でもない。
ぼぅっと暗闇に浮かびあがる写真達。
季節で表現するなら夏の終わり。かすかな熱と、心地よい冷たさが入り混じったような感じ。
微妙な温度が感じとれる写真ばかり。
違う写真を見るたび、異空間をふわふわ移動しているような感覚でした。
どこか知らない道に迷い込んでいるような。でもそこは、まったく知らない道ではないみたい。
妙な安心感があるのです。
なぁに、これ。写真の色のせい?それともこの展示方法?印刷してある紙?
いや、全部だな。全部含めて『地図にない道』なんだろうな。
これに気付いたのは、お清めのジャリを通り、現実世界に戻ってきてだいぶ経ってから。
efにて、ちょうどレオナルド・ペレガッタ氏にもお会いできたので、ちょっと聞いてみました。
どうやら、写真が印刷してある不思議な紙は、本の背表紙などにつかう紙だそうで、
イタリアのものらしいです。
あ、あまりうのみにしないで下さいね。
なぜなら、異空間をたゆたい、うつろってきた後のおぼろげな記憶だから。
帰り道は、もちろん浅草寺へ。
仲見世で食べまくり。あれ?胃袋まだあった・・・
↓悪いところが良くなるという煙をかけまくってる私がどっかにいます。。。