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2013-01-20

復活!「父方祖母の33回忌」1話目

お疲れ様です!キタミです!
昨年書いておきながら、なかなかアップできなかった日記があります。
「父方祖母の33回忌」という、不謹慎だけど、ここ最近で一番キタミ家が
笑ったかもしれない、イベントの話です。遠い昔に1話目を書いて、そのまま放置してしまったのですが、
年も明けたことだし(?)また再開しようと、思い立った次第であります。
前回分はリンク貼れば済むことなのですが、ずいぶん時間がたってしまったので、
あえて、1話目から載せさせてください(笑)
それではスタート!
実はキタミ家、とっても親戚が少ないんです。
それなので、エントリーしたのは、父・母・私・妹・そして母方の祖母といった、わずか5人。
法事といっても、もう33年経過していることから、場の雰囲気はすっかり和やかです。
神妙な面持ちだったのは父くらいでした。(それでいいのか…)
あとのメンバーは、普段通りといいますか、
むしろ東京に暮らす母方祖母と久しぶりに会えるということもあって、
増し増しでテンションが高いくらいなものでした。
というか、結果的に、高すぎました…
私は、みんなが笑いをこらえることで腹筋を鍛えられるようにと、本番前、
あらかじめ入手しておいたとっておきのネタを、話し始めます。
「それでね、お坊さんが小さな鐘を手に持って、チーンチーンって
鳴らしながら、部屋に入ってきたらね、その鐘がもう古くて、ネジがゆるんでたみたいで、
何度かチーンて鳴らしてたら、いきなり鐘がガッ!ってはずれて、参列者の間を
ゴロゴロゴロー!って転がっていったんだって!
で、慌ててお坊さんが取りに行って、元通りにしようとつけたんだけど、
たぶん完全にハマっていなくて、どっか噛んじゃってる状態だったんだろうね。
その後、いくら鳴らしても、チーンっていうキレイな音色じゃなくて、ガチ! ガチ! ガチ!」
母も妹も大笑いです。(基本、私の話は笑ってくれるので、私はそんな家族が大好きです)
調子にのった私はさらに、オーバーリアクションで、転がる鐘を
追いかけるお坊さんの姿を再現します。
そんな感じで、散々バカ話に勤しんでいたのですが…
この後「法事」という「絶対笑ってはいけない緊張感」と、
「予想以上に襲いかかって来るネタ」との狭間で、まさかあそこまで苦悶することになるとは…
まず、のっけから母がやらかしてくれました。
33回忌、宗派によって違うのかもしれませんが、
用意する物がけっこう多かったんですね。
お寺への謝礼や、お線香、ライター、決められた個数の果物…
そして1番大事らしい、位牌と……
「やべっ忘れた!遺影忘れた!」
位牌に頭がいっぱいだったのか、まさかまさかの遺影忘れ。
母は、急いで取りに向かおうと、小走りで車に。
そして閑静なお寺に、ブーーーン!キュルルル!と車のけたたましい音が響き渡りました。
「すみません…」すでに笑いをこらえながら、頭を垂れる私たちに、
「いいですよ~こちらの準備もまだありますし…」
優しい住職さんは、そう言い残し、
奥にあるご自宅にゆっくりと歩いていきました。
手持ち無沙汰になった私たちは、仏壇を前にした広間で、しばらく待つ事に。
渋い黄金色の、でっかい仏像。
なにやら天井からぶらさがっている、色とりどりの装飾品。
壁に貼り付けてある、たぶんありがたいんであろうお言葉。
そして、どこからか流れてくるヒーリングミュージック…
「ミュージック?まぁ、いいや…深追いすると笑ってしまう…」
心にひっかかるものを感じながら、気をそらしているうちに、
その心に澄み渡る音楽をかき消すかのように、
ドスドスドス…!!と重厚な足音を立てながら、汗だくの母が乱入してきました。
もうすでに一試合終えたような雰囲気です。
呆気にとられながらも、一家の手によって、遺影は豪快に棚にのせられます。
私が生まれる前に亡くなってしまったおばあちゃん、
写真でしか会ったことがありませんが、久しぶりの対面です。
その瞬間、となりにいた母方の祖母が、つぶやきました。
「誰あれ?」
!?
ここで妹と私は、まず噴きました。
なんということでしょう。
たしかに、今回の遺影は、見慣れた遺影ではなく、
別テイクの写真を使ったものだったんですが…
生前、きちんとお付き合いしているはずの祖母なのに、
イマイチよく祖母の顔を覚えていなかったのです!
(ややこしい)
そもそも、誰の33回忌に来てるつもりだったのでしょう。
「いやねぇ、こちらのお母様じゃない!」
と母が口に笑みを浮かべながらも、キッとにらんでツっこみます。
「あんな顔だったっけ…」
それでもまだ腑に落ちない祖母。
もうやめて…と思ったその時、
どこからかヒーリングミュージックに混ざって、
フゴ・・・ザスッ!
フッフゴ・・・・・・ザザッ!
と、ノイズ音が聞こえ始めました。
どうやら音楽とはまた別物のようです。
なんだろう?何か聞いたことのある音のような…
不思議そうな顔をする私に、妹が真っ赤な顔で答えました。
「マッ、マイクの準備だよ…!お坊さんがマイクのセッティングしてる!」
ハッとして入り口の戸を見ると、
とんがり帽子のようなものをかぶり、最大限に着飾ったお坊さんが、
袖から首元にかけてに一生懸命マイクを取り付けている様子が、
すりガラスごしに見えました。
お風呂場で脱衣している彼女を見て、ドキドキする男子学生のような心持ちになるのと
同時に、「お坊さんにマイク」という可笑しさが、のど元まで迫ってきます。
そして、
ガラガラガラッ
引き戸をあけて、入場するお坊さん。
すりガラスごしに見えていたものを、はるか上回る豪華絢爛な衣装であることに、
普通であれば「キレイだなぁ」と笑わずに見過ごすことができるのですが、
その時は、無性におかしくて、
ハハッ
反射神経というのは怖いもので、私は普通に声を出して、笑ってしまいました。
妹が崩壊しました。
シーーッ!
と怒りまくる母。
私たちの隣にいるとつられて笑う、と懸念して、1番反対側に陣取ったのが、
今回功を奏したようです。
ところが。
ススス・・・ススス・・・
お坊さんが中央に向かって歩き始め、それを笑わないように目で追う私たち。
おや?お坊さんが、大きな大きな仏壇と、遺影やらお供え物やらを置いてある
棚との間に、横歩き状態で進入していきます。
そして、しゃがみこんで、とんがり帽子だけが、目の前でチラチラ…
?????
カチャ
あっ、止めた!ヒーリング・ミュージックのラジカセ止めた!!
母に限界がやってきました。
それから、お坊さんが所定の位置につくまでの間、
祖母は、またポツリと「お坊さんの足袋の裏、真っ黒!ヒヒヒ」
と全く独自の世界観を醸し出し、
父は耳が不自由なので、私たちの苦しみも何もわからず、
ただただ、自分の母の遺影を眺め続けておりました。
さぁ、いよいよここからが、33回忌の幕開けですっ!
長いので、次回に続く!
キタミとぜひ、ネットでも交流してくださいませ♪

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