ROUROUというもの
ROUROUを知り、中華街に通うようになった当初から、
こんなお店で働いてみたいな、と思っていました。
「どうして私はこんなにもROUROUが好きで恋しくなるのだろう?」
その理由をつきとめたい!とも思っていました。
その頃の私にとって、ROUROUは、もうただのお洋服屋さんではなくなっていました。
なので、初めてスタッフ募集があった時、
真っ先に手を上げたい気持ちでいっぱいなのに、
通勤距離がかかる事や、30代で既婚で、
販売の仕事もアパレルの仕事も未経験という自分に
くよくようじうじ迷い、あきらめようとした私の背中を、ダンナ様が押してくれました。
「好きなところにいくのが一番なんだ」と。
そうして受けた面接、
デザイナー・MAKIの「自信持ってやって下さい」という一言で
霧が晴れるように目の前の景色が変わったの覚えています。
ROUROUで過ごした時間はあっという間のようで、また、濃密なものです。
最近、以前からの知人に久々に会うと、
「意外に積極的だったんだぁ」とか「昔、もっと暗いと思ってたけど・・」
なんて言われたりします。
今、自信があるかといえば、YESではありません。
でも、私が以前よりも少しだけ思い切りよく、明るく変わったとすれば、
約3年間、ここで出逢った全ての人達からいただいたパワーと
共有した時間があったからこそです。
たくさんのあたたかいお客様と個性あふれるスタッフと、
夢溢れるオーナー BOSS&MAKI。
「どうして私はこんなにもROUROUが好きで恋しくなるのだろう?」
その答えは、まだ漠然としていますが、それは
いままで働いたどの職場でも感じた事のない”仲間への信頼感”と、
BOSS&MAKIを中心に、年輪のように広がっていく
”ROUROUをめぐる縁”なのかもしれない、今はそう思っています。